クライアントプログラム

プログラムの起動

Web Interface クライアントプログラムの実行形式のJARファイルは xds-osdc-client.jar です。Office Server Document Converter のコマンドラインインターフェイスと同じ動作、同じオプションで動作するよう設計されています。

Office Server Document Converter クライアント:

  SBCCmd -d sample.docx -o output.pdf

  SBCCmd : Office Server Document Converter V6.1 Std-PDF MR1 for Windows (x64) (6,1,2017,0507)
  Copyright (c) 1999-2017 Antenna House, Inc.

  SBCCmd :Formatting finished normally

Web Interface クライアント:


  java -jar xds-osdc-client.jar -xds-host 10.1.10.6 -d sample.docx -o output.pdf

  SBCCmd : Office Server Document Converter V6.1 Std-PDF MR1 for Windows (x64) (6,1,2017,0507)
  Copyright (c) 1999-2017 Antenna House, Inc.

  SBCCmd :Formatting finished normally

Web Interface のエラーメッセージは Office Server Document Converter のメッセージと区別できるようにxds:の文字列から始まります。

環境変数 XDS_OSDC_CLIENT_CONFIG を利用して、動作上の既定値とするコマンドラインオプションを記述したxmlファイルの場所を絶対パスで指定することができます。ファイルの記述についてはオプションファイルを参照してください。

詳しいサンプルはクライアントプログラムのインストールフォルダにあるsamples/sample-*ディレクトリを参照してください。

クライアントコマンドラインオプション

パラメータ 既定値 機能
-d InputFile 入力ファイルを指定します。
-o OutputFile 出力ファイルを指定します。
-i Option-Setting-File Office Server Document Converter のオプション設定ファイルを指定します。
-xds-port Value 9999 Web Interface サーバーへの接続ポート番号を指定します。
-xds-host Host localhost Web Interface サーバーのリモートコンピュータ名、IPアドレスを指定します。
-xds-password Password Web Interface サーバーへの接続パスワードを指定します。
-xds-osdc-tag TagString "" Office Server Document Converter の出力の先頭に付ける文字列を指定します。

これを使い Office Server Document Converter のエラーメッセージを解析して、Web Interface のクライアントとサーバーのエラーと切り離すことができます。Office Server Document Converter のメッセージ(クライアントとサーバエラー)以外はすでに行の先頭にxds:でタグ付けされています。

-xds-debug DebugLevel クライアントデバッグレベルを指定します。
  • 1.メッセージをデバッグします。
  • 2.メッセージを追跡します(ネットワークの”キープアライブ”メッセージも含みます。)
-xds-timeout Value 0 読み込み操作時のクライアント側のタイムアウトを指定します。1000分の1秒単位で指定します。0値は無限大のタイムアウトに使います。
-xds-wait-timeout Value 0 クライアントがサーバー上にある Office Server Document Converter のセッションを待っている時の、クライアント側のタイムアウトを指定します。1000分の1秒単位で指定します。もしサーバーがこの時間量で Office Server Document Converter 処理を割り当てないならば、クライアントは終了します。0値は無限大のタイムアウトに使います。
-xds-status サーバーのステータスをリクエストします。詳しくはステータスリクエストを参照してください。
-xds-ssl SSLの利用を可能にします。
-xds-java-prop Property Value Javaシステムプロパティを設定します。例えば、SSLのキーストアやパスワードの設定などで使われます。
-xds-help コンソールにコマンドラインオプションの一覧を表示します。

ステータスリクエスト

-xds-statusオプションで、サーバーのステータスの詳細と共にxmlファイルをSTDOUTに出力します。下記の例を参照してください。


  <?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
  <xds-server-status>
    <start-time>Fri Jun 09 15:04:48 JST 2017</start-time>
    <start-time-milliseconds>1496988288076</start-time-milliseconds>
    <current-time>Fri Jun 09 15:04:53 JST 2017</current-time>
    <current-time-milliseconds>1496988293365</current-time-milliseconds>
    <total-jobs-processed>0</total-jobs-processed>
    <total-clients-connected>1</total-clients-connected>
    <current-connections>1</current-connections>
    <current-OSDC-processes>0</current-OSDC-processes>
  </xds-server-status>

技術的資料



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