Javaインターフェイス

本インターフェイスは、Server Based Converter V6.0 をJavaから利用するインターフェイスを提供します。 Java SE 8以降で動作します。 Java VM について を参照してください。

JavaインターフェイスはJNI(JavaNativeInterface)を使用して作られています。

注意: Windows版(32ビット版)を Windows x64 Edition にインストールすることができますが、その場合にJavaインターフェイスを利用するときは、32ビット版の JDK を使用してください。

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
DfvJavaCtl.jarJavaアーカイバ [Install directory]/lib
DfvJavaCtl.dllWindows用 Javaインターフェイス [Install directory]
libDfvJavaCtl.soLinux 用 Javaインターフェイス [Install directory]/lib

Javaインターフェイスを実行するには、Javaを実行するディレクトリと[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar が環境変数 CLASSPATH に含まれていなければなりません。 また、JNI(JavaNativeInterface)を使用していることからWindows版では [Install directory] が環境変数 PATH に含まれていなければなりません。非Windowsの環境では[Install directory]/libが Linux版では環境変数 LD_LIBRARY_PATH に 含まれていなければなりません。 必要な環境変数については、環境変数とシンボリックリンクを参照してください。

Windows版の場合。

> set CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar;%CLASSPATH%
> set PATH=[Install directory];%PATH%

Linux版の場合。

$ CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar:${CLASSPATH}
$ export CLASSPATH
$ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH

Java VM について

Server Based Converter V6.0 の Javaインターフェイスは、Java SE 8 を使ってビルドされています。Linux環境において古いバージョンのJava実行環境を使用する場合、互換性の問題が発生することがあります。Java SE 8未満のJava実行環境はサポートしておりません。

アプリケーションサーバにおける使用について

Tomcatなどのアプリケーションサーバにおいて本インターフェイスを使用する場合、DfvJavaCtl.jarをWEBアプリケーションのWEB-INF/libに置かないようにしてください。
JavaVMの仕様によりJNIのネイティブライブラリは複数のクラスローダから読み込めないようになっているため、各WEBアプリケーションディレクトリにDfvJavaCtl.jarを置くと複数のWEBアプリケーションから使用することができなくなります。これを防ぐにはシステムクラスローダなどロードが一度だけ行われるクラスローダで読み込ませるように設定してください。

サンプルプログラムの実行

[Install directory]/samples/java は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。

これらのサンプルプログラムを実行するには、次のようにします。このとき、[Install directory]/samples/java を CLASSPATH に含めておきます。

> cd [Install directory]/samples/java
> javac sample.java
> java sample sample.fo sample.pdf

API仕様

API仕様は、Javadocによるドキュメントを参照してください。