イメージ出力

Server Based Converter V4.0 が出力できるイメージ形式は以下のとおりです。イメージ出力は Windows版でのみ対応しています。

Server Based Converter V4.0 は、Windows の GDI または GDI+ の機能を利用してビットマップイメージを作成し、各種イメージ形式に変換して出力します。作成できるビットマップイメージの最大サイズは変換を実行するシステムに依存し、使用できる空きメモリ容量など実行時のシステムの状態なども関係しますので、出力可能なイメージの最大サイズは不定です。
「Rasterization error: xxxxxx」といったエラーが出たときは出力サイズが小さくなるように指定を変更してください。

GDI+ を使用するときは、明示的に指定する必要があります。但し、GDI+ が使用できない環境では、指定しても GDI+ を使わずに処理されます。

イメージの入力については グラフィクス を参照してください。

イメージ出力のオプションパラメータ

イメージ出力では下記のオプションを指定できます。指定方法については利用するインターフェイスの解説を参照してください。

パラメータ 機能
スムージング処理 イメージ出力時にスムージング処理を加えることができます。
スムージング処理は、文字、線画、イメージを個別に指定できます。
  1:文字
  2:線画
  4:イメージ
組み合わせて指定する場合は値を加算してください。
値が省略されたときは"7"(3つとも指定)とみなします。
このパラメータは Windows XP以上 / Windows Server 2003以降 でのみ有効です。
出力解像度 イメージ出力時の画像サイズを 1~1,440(DPI) の範囲の整数値で指定します。このパラメータが範囲外であるか省略されたときは Windows の画面のフォントサイズで設定されている DPI値 が適用されます。
出力できる画像の最大サイズは、空きメモリ容量など Windows のシステムリソースに依存します。
縮小率 イメージ出力時の縮小率を 0 より大きく 1 以下の範囲の数値で指定します。% 値または px(ピクセル)値で指定することもできます。このパラメータが範囲外であるか省略された場合 1 が適用されます。
高さの最大値 縮小率で決まる出力イメージの最大高さを px(ピクセル)値で指定します。
ファイル名のフォーマット イメージ出力では、元文書が複数ページのとき複数のイメージファイルがファイル名末尾に連番を付けて出力されますが、連番のフォーマットを変更できます。例えば、出力ファイル名に document.png が与えられているとき、-rasfmt に "-01" を与えたならば、document-01.png、document-02.png、… となります。このパラメータが省略されたときは "1" が指定されたものとみなされます。
GDI+ の使用 イメージへの変換に GDI+ を使用します。この指定は Windows XP以上 / Windows Server 2003以降 でのみ有効です。
JPEGの画質 JPEG への変換品質を 1~100(%)の値で指定します。このパラメータが省略されたときは 80 が指定されたものとみなします。
モノクロ出力 2値のモノクロ画像にして出力します。
グレイスケール出力 グレイスケール画像にして出力します。
256色出力 256色のカラー画像にして出力します。
TIFFの圧縮形式 TIFF出力で下記の圧縮形式が指定できます。TIFF / MTIFF 共通です。指定が無いときは LZW 形式で出力します。
  • lzw
  • ccitt3
  • ccitt4
  • rel
  • none

JPEG出力

出力される JPEGイメージは、JFIF(JPEG File Interchange Format)形式で、色空間は YCbCr です。

PNG出力

PNG (Portable Network Graphics Format) イメージを出力できます。

TIFF出力

TIFF Revision 6.0 仕様のTIFFイメージを出力できます。マルチページTIFFの出力にも対応しています。圧縮形式は LZW で変更はできません。