.NETインターフェイスを使えば、Visual Basic.NET、Visual C#.NET などで作成された .NETアプリケーションから Server Based Converter V3.0 の機能を利用することができます。
.NETインターフェイスは以下の.NET環境にて、動作確認をしています。
注意: | .NETインターフェイスを利用するとき、Server Based Converter V30 と他のバージョンの Server Based Converter を同一マシンにインストールしておくことはできません。 どちらかをアンインストールして、環境変数PATHに不要な Server Based Converter へのPATHが含まれないようにしてください。 |
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Server Based Converter .NETコンポーネントはグローバルアセンブリキャッシュへ自動的には登録されません。使用するにはアプリケーションのカレントフォルダに配置するか、もしくはアプリケーション構成ファイルを作成するなど、なんらかの方法でパスを解決する必要があります。
.NETコンポーネントファイル名 | .NET Framework 2.0/3.0 用 | DfvDotNetCtl20.dll |
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.NET Framework 1.1 用 | DfvDotNetCtl11.dll |
Server Based Converter V3.0 の.NETインターフェイスを Windows x64 Edition で使用するには、上位アプリケーションをコンパイルするときに、csc.exeならば /platform:x86 オプションをつけてコンパイルする必要があります。
.NET コンポーネントには以下のクラスが含まれます。
名前 | 機能 |
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DfvObj | Server Based Converter V3.0 本体のクラスです。このクラスは IDisposableインターフェイスを実装しています。DfvObjクラスオブジェクトの使用を終了するときはリソースを解放するために必ずDisposeメソッドを呼んでください。 以下はC#の例です。 DfvDotNetCtl.DfvObj obj = new DfvDotNetCtl.DfvObj(); try { // 何かの処理 } finally { obj.Dispose(); } |
DfvException | Server Based Converter V3.0 の例外クラスです。DfvObjクラスのExecuteメソッドがスローします。 |
DfvExceptionクラスのプロパティには以下のものがあります。
名前 | 型 | 入出力 | 機能 | ||||||||
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ErrorLevel | Int32 | R |
変換でエラーが発生した場合のエラーレベルを示します。
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ErrorCode | Int32 | R | 変換でエラーが発生した場合のエラーコードを示します。正常終了した場合はゼロです。ゼロ以外は、何らかのエラーが起こったことを示します。 |
DfvObjクラスのプロパティには以下のものがあります。
名前 | 型 | 入出力 | 機能 | ||||||||
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Version | String | R | Server Based Converter V3.0 のバージョン文字列を取得します。 | ||||||||
DocumentURI | String | R/W |
変換対象ドキュメントの URIを指定します。
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PrinterName | String | R/W |
変換結果の出力形式または出力するプリンタ名を指定します。
プリンタ名に関しては、「プリンタ名の指定方法」を参照してください。 PDF出力に関しては、「PDF出力」を参照してください。 SVG出力に関しては、「SVG出力」を参照してください。 INX出力に関しては、「INX出力」を参照してください。 XPS出力に関しては、「XPS出力」を参照してください。 Flash出力に関しては、「Flash出力」を参照してください。 JPEG 出力と PNG 出力、TIFF出力は Windows 版でのみ有効です。 |
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OutputFilePath | String | R/W | 変換結果の出力先ファイルパスを指定します。 PrinterNameで出力形式にプリンタが指定されている場合は、印刷結果がプリンタドライバによって、指定したファイルに保存されます。 プリンタ以外の出力形式が指定されている場合は、その出力形式で、指定したファイルに保存されます。 省略された場合、あるいは"@STDOUT" が指定された場合は標準出力に出力します。 | ||||||||
StartPage EndPage |
Int32 | R/W | 出力の開始ページと終了ページを指定します。 開始ページが省略された場合や 0以下の場合は、先頭ページからとみなされます。 終了ページが省略された場合や実際のページ数より大きい場合は最終ページまでとみなされます。 矛盾する指定、例えば StartPage=5 EndPage=3 のような場合はエラーです。 | ||||||||
OmitBlankPages | Boolean | R/W | 変換元ファイルが MS Word または MS Excel のときのみ有効で、文書先頭に空のページがあったとき、 それをスキップして最初に見つかった内容のある1ページ目のみを取得するときに EndPage = 1 と組み合わせて指定します。 それ以外の動作は保証しません。 | ||||||||
ExitLevel | Int32 | R/W | 変換でエラーが発生した場合の処理の中止条件を指定します。ExitLevel で指定したエラーレベル以上のエラーが発生した場合、Server Based Converter V3.0 に変換を中止させます。初期値は2(警告エラー)で、2以上の場合は変換を 中止します。1~4の値を指定してください。5以上の値を指定した場合は4(致命的エラー)が指定されたと見なされます。4(致命的エラー)以上が発生した場合は指定したエラーレベルに関係なく処理は打ち切られます。なお、エラー表示自体は、どのレベルを指定しても表示されません。 | ||||||||
ErrorLevel | Int32 | R |
変換でエラーが発生した場合のエラーレベルを示します。
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ErrorCode | Int32 | R | 変換でエラーが発生した場合のエラーコードを示します。正常終了した場合はゼロです。ゼロ以外は、何らかのエラーが起こったことを示します。 | ||||||||
ErrorMessage | String | R | 変換でエラーが発生した場合のエラーメッセージ本体です。 | ||||||||
ErrorStreamType | Int32 | R/W | 変換中、設定したエラーレベル未満のエラーが発生した場合に標準出力、もしくは標準エラー出力へ、エラー情報を出力します。デフォルトではエラー情報を出力しません。
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名前 | 型 | 入出力 | 機能 | ||||||||||
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PdfVersion | Int32 | R/W |
作成するPDFのバージョンを指定します。バージョン番号は以下のいずれかを指定してください。
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PdfEncryptLevel | Int32 | R/W |
作成するPDFの暗号化時のキー長を指定します。キー長は以下のいずれかを指定してください。このパラメータは PdfVersion でPDF1.4以降を指定しなければ有効になりません。
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PdfUserPassword | String | W | PDFに設定するユーザパスワードを指定します。パスワードは32バイト以内でなければなりません。 | ||||||||||
PdfOwnerPassword | String | W | PDFに設定するオーナパスワードを指定します。パスワードは32バイト以内でなければなりません。 | ||||||||||
PdfNoPrinting | Boolean | R/W |
作成されるPDFを印刷不可にします。
このプロパティは、PdfOwnerPassword の指定が必要です。 |
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PdfNoChanging | Boolean | R/W |
作成されるPDFを変更不可にします。
このプロパティは、PdfOwnerPassword の指定が必要です。 |
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PdfNoContentCopying | Boolean | R/W |
作成されるPDFの内容をコピー不可にします。
このプロパティは、PdfOwnerPassword の指定が必要です。 |
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PdfNoAddingOrChangingComments | Boolean | R/W |
作成されるPDFの注釈やフォーム追加不可にします。
このプロパティは、PdfOwnerPassword の指定が必要です。 |
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PdfNoFillForm | Boolean | R/W | 作成するPDFのフォームフィールドの入力と署名を不可にします。このパラメータは PdfVersion でPDF1.4以降を指定しなければ有効になりません。 このパラメータを有効にするには、他のパラメータの設定が必要な場合があります。詳しくは「PDFリファレンスマニュアル」を参照してください。 | ||||||||||
PdfNoAccessibility | Boolean | R/W | 作成するPDFのスクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを不可にします。 このパラメータは PdfVersion でPDF1.4以降を指定しなければ有効になりません。 | ||||||||||
PdfNoAssembleDoc | Boolean | R/W | 作成するPDFのページの挿入、削除、回転を不可にします。 このパラメータは PdfVersion でPDF1.4以降を指定しなければ有効になりません。 | ||||||||||
PdfEmbedAllFontsEx | Int32 | R/W |
変換結果の文書内で使用されているすべてのフォントを PDF に埋め込むか否かを指定します。但し、すべてのフォントを埋め込む指定がされても、埋め込みが禁止されていたり、PDF に埋め込むことのできない形式のフォントを埋め込むことはできません。
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PdfEmbedFonts | String | R/W | 作成するPDFに指定したフォントを埋め込みます。フォントを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。 | ||||||||||
PdfErrorOnEmbedFault | Boolean | R/W | trueを指定するとフォント埋め込みに失敗したときにエラーを発行するようになります。 | ||||||||||
PdfErrorOnMissingGlyph | Boolean | R/W | trueを指定するとフォントにグリフがなかったときにエラーを発行するようになります。 | ||||||||||
PdfPrintingAllowed | Int32 | R/W |
作成するPDFの印刷を許可するかどうかを以下のいずれかで指定します。このパラメータは PdfVersion でPDF1.4以降を指定しなければ有効になりません。
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PdfImageCompression | Int32 | R/W |
PDFに直接格納できないカラー画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。自動 が指定された場合、PdfJPEGQuality、PdfRasterizeResolution の指定に従ってイメージデータを作成し、JPEG、ZLIB 圧縮のサイズの小さい方を選択します。
この設定は、カラー画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては PdfGrayscaleImageCompression、白黒画像に対しては PdfMonochromeImageCompression を指定してください。
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PdfJPEGQuality | Int32 | R/W |
PDFに直接格納できないカラー画像形式のとき、PdfImageCompression に JPEG圧縮 が指定されたときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
この設定は、カラー画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては PdfGrayscaleJPEGQuality を指定してください。
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PdfPutImageColorProfile | Boolean | R/W | PDFに埋め込むカラー画像中のカラープロファイルをPDFに埋め込むかどうかを指定します。 | ||||||||||
PdfImageDownSampling | Int32 | R/W |
PDFに格納するラスタのカラー画像のダウンサンプリングの方法を指定します。0.ダウンサンプリングしない 以外が指定されたときはPdfImageDownSamplingDPIで指定された解像度以上の画像をPdfImageDownSamplingTargetで指定された解像度にダウンサンプリングします。
この設定は、カラー画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては PdfGrayscaleImageDownSampling、白黒画像に対しては PdfMonochromeImageDownSampling を指定してください。
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PdfImageDownSamplingTarget | Int32 | R/W | ラスタのカラー画像をダウンサンプリングするときの解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfImageDownSamplingDPI | Int32 | R/W | ダウンサンプリングを行うラスタのカラー画像の解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfGrayscaleImageCompression | Int32 | R/W |
PDFに直接格納できないグレイスケール画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。自動 が指定された場合、PdfGrayscaleJPEGQuality、PdfRasterizeResolution の指定に従ってイメージデータを作成し、JPEG、ZLIB 圧縮のサイズの小さい方を選択します。
この設定は、グレイスケール画像に対するものです。カラー画像に対しては PdfImageCompression、白黒画像に対しては PdfMonochromeImageCompression を指定してください。
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PdfGrayscaleJPEGQuality | Int32 | R/W |
PDFに直接格納できないグレイスケール画像形式のとき、PdfGrayscaleImageCompression に JPEG圧縮 が指定されたときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
この設定は、グレイスケール画像に対するものです。カラー画像に対しては PdfJPEGQuality を指定してください。
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PdfGrayscaleImageDownSampling | Int32 | R/W |
PDFに格納するラスタのグレイスケール画像のダウンサンプリングの方法を指定します。ダウンサンプリングしない 以外が指定されたときは PdfGrayscaleImageDownSamplingDPI で指定された解像度以上の画像を PdfGrayscaleImageDownSamplingTarget で指定された解像度にダウンサンプリングします。
この設定は、グレイスケール画像に対するものです。カラー画像に対しては PdfImageDownSampling、白黒画像に対しては PdfMonochromeImageDownSampling を指定してください。
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PdfGrayscaleImageDownSamplingTarget | Int32 | R/W | ラスタのグレイスケール画像をダウンサンプリングするときの解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfGrayscaleImageDownSamplingDPI | Int32 | R/W | ダウンサンプリングを行うラスタのグレイスケール画像の解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfMonochromeImageCompression | Int32 | R/W |
PDFに直接格納できない白黒画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。
この設定は、白黒画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては PdfGrayscaleImageCompression、カラー画像に対しては PdfImageCompression を指定してください。
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PdfMonochromeImageDownSampling | Int32 | R/W |
PDFに格納するラスタの白黒画像のダウンサンプリングの方法を指定します。ダウンサンプリングしない 以外が指定されたときは PdfMonochromeImageDownSamplingDPI で指定された解像度以上の画像を PdfMonochromeImageDownSamplingTarget で指定された解像度にダウンサンプリングします。
この設定は、白黒画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては PdfGrayscaleImageDownSampling、カラー画像に対しては PdfImageDownSampling を指定してください。
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PdfMonochromeImageDownSamplingTarget | Int32 | R/W | ラスタの白黒画像をダウンサンプリングするときの解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfMonochromeImageDownSamplingDPI | Int32 | R/W | ダウンサンプリングを行うラスタの白黒画像の解像度を指定します。 | ||||||||||
PdfCompressContentStream | Boolean | R/W | 作成するPDF中のテキストとラインアートを圧縮してPDFのサイズを小さくするかどうかを指定します。 | ||||||||||
PdfUseLaunchForRelativeURI | Boolean | R/W | 相対アドレスで指定された外部へのリンクをPDFのリンクプロパティにどのように変換するかを指定します。trueを指定すると"ファイルから開く"に変換され、falseを指定すると"World Wide Web リンク"に変換されます。 | ||||||||||
PdfRGBConversion | Int32 | R/W |
作成するPDFのRGB色空間(DeviceRGB)をDeviceGrayに変換する方法を以下のいずれかで指定します。
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PdfRasterizeResolution | Int32 | R/W | ベクタイメージがラスタイメージに変換されてPDFに格納されるときのラスタイメージの解像度を70~500(DPI)の値で指定します。SVG、EMF、WMFはラスタイメージに変換されることなくPDF内に描画されます。 | ||||||||||
PdfOutputScale | String | W | 出力PDFの拡大縮小率を指定します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。 | ||||||||||
PdfOutputHeight | String | R/W | 出力PDFの高さを拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。 | ||||||||||
PdfOutputWidth | String | R/W | 出力PDFの幅を拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。 |
名前 | 型 | 入出力 | 機能 | ||||||||
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SvgVersion | Int32 | R/W |
作成するSVGのバージョンを指定します。バージョン番号は以下のいずれかを指定してください。
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SvgImageProcessingType | Int32 | R/W |
作成するSVGに含まれる画像の処理方法を以下のいずれかで指定します。
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SvgImageCopyPath | String | R/W | SvgImageProcessingType に 1 を指定したときの複写先を指定します。 | ||||||||
SvgGzipCompression | Boolean | R/W | 出力するSVGをgzip圧縮するかどうかを指定します。 | ||||||||
SvgSingleFile | Boolean | R/W | 変換結果が複数ページに渡るとき、それらを複数のSVGに分割して出力するか、ひとつのSVGとして出力するかを指定します。 trueのときひとつのSVGを出力し、falseのとき複数のSVGを出力します。複数のSVGを出力するときは、ファイル名が SvgFormat の指定によって修飾されます。ファイルへの出力のときのみ有効です。ストリームなどファイル名を持たない出力では無効です。 | ||||||||
SvgImageRename | Boolean | R/W | 画像を SvgImageCopyPath などで指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名をすべて SvgImagePrefix で指定したプレフィクスで命名し直すか、元のファイル名を利用するかを指定します。ファイル名が重複するときは、連番が補われます。true を指定すると、すべて命名し直します。 | ||||||||
SvgImagePrefix | String | R/W | 画像を SvgImageCopyPath で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名のプレフィクスを指定します。ファイル名は、プレフィクス+連番 となります。既定値は空文字列で、そのときは連番のみとなります。 | ||||||||
SvgSinglePageNumber | Boolean | R/W | SvgSingleFile=false のとき、出力されるSVGが1ページしかないときに連番を付けるかどうかを指定します。falseなら付けません。 | ||||||||
SvgFormat | String | R/W | 変換元文書が複数ページで SvgSingleFile に false を指定しているときに複数の SVGファイルがファイル名末尾に連番を付けて出力されますが、連番のフォーマットを変更できます。 例えば、出力ファイル名に document.svg が与えられているとき、SvgFormat に "-01" を与えたならば、 document-01.svg、document-02.svg、… となります。 このパラメータが省略されたときは "1" が指定されたものとみなされます。 | ||||||||
SvgEmbedAllFonts | Boolean | R/W | 出力するSVGにフォントを埋め込むかどうかを指定します。 | ||||||||
SvgEmbedFonts | String | R/W | 作成するSVGに指定したフォントを埋め込みます。フォントを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。 | ||||||||
SvgErrorOnEmbedFault | Boolean | R/W | trueを指定するとフォント埋め込みに失敗したときにエラーを発行するようになります。 | ||||||||
SvgImageConversion | Int32 | R/W |
作成するSVGに格納する画像の変換方法を以下から選択します。
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SvgJPEGQuality | Int32 | R/W | SVGに直接格納できない画像形式のとき、SvgImageConversion に JPEG変換 が指定されたときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。初期値は 80 です。 | ||||||||
SvgRasterizeResolution | Int32 | R/W | 一部のベクタイメージがラスタイメージに変換されてSVGに格納されるときのラスタイメージの解像度を70~500(DPI)の値で指定します。SVG、EMF、WMFはラスタイメージに変換されることなくSVG内に描画されます。 | ||||||||
SvgSingleFileMaxHeight | Int32 | R/W | SvgSingleFile=trueのとき、複数ページを単一ページに割り付けたときの高さの最大値を指定します。値には単位を付けなければなりません。 SvgSingleFileMaxPages, SvgSingleFileMaxHeightのどちらかまたは両方を指定した場合は、最大サイズ(SvgSingleFileMaxHeight)または最大ページ数(SvgSingleFileMaxPages)のどちらかを超えたときエラーとして処理を中止します。 このパラメータが省略されたときは高さを制限しません。 | ||||||||
SvgSingleFileMaxPages | Int32 | R/W | SvgSingleFileでtrueを指定したとき出力する最大ページ数を指定します。このメソッドが省略されたときは "5000" が指定されたものとみなします。 SvgSingleFileMaxPages, SvgSingleFileMaxHeightのどちらかまたは両方を指定した場合は、最大サイズ(SvgSingleFileMaxHeight)または最大ページ数(SvgSingleFileMaxPages)のどちらかを超えたときエラーとして処理を中止します。 | ||||||||
SvgImageDownsamplingDPI | Int32 | R/W | イメージを埋め込むときのダウンサンプリングの解像度を1以上の整数で指定します。もとのイメージの解像度が指定より低い場合はそのままの解像度で埋め込みます。 | ||||||||
SvgImageDownsamplingMethod | Int32 | R/W |
ダウンサンプリング時の圧縮法を指定します。このパラメータが省略されたときは "IMGDOWNSAMPLING_AVERAGE" が指定されたものとみなします。
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名前 | 型 | 入出力 | 機能 | ||||||
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InxOutputMode | Int32 | R/W |
INX(InDesign® Interchange ファイル)出力モードを指定します。
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名前 | 型 | 入出力 | 機能 |
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FlashPartiallyOutput | Boolean | R/W | Flash出力でエラーが起きたときFlashを途中まで出力するようにします。 |
FlashHidePageButton | Boolean | R/W | Flash出力で、ページ送りボタンを出力しません。 |
名前 | 型 | 入出力 | 機能 |
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PrnCopies | Int32 | R/W | プリンタに出力のとき有効で、印刷する部数を指定します。 指定されなかった場合は 1とみなされます。 |
PrnCollate | Boolean | R/W | プリンタに出力のときに出力部数が複数のときにのみ有効です。 指定されなかったときや falseが指定されたときは、同一ページを続けて複数部印刷します。 true が指定されたときは、指定開始ページから終了ページまでの印刷を繰り返します。 |
BatchPrint | Boolean | R/W | falseを指定すると、印刷時に印刷設定ダイアログを表示します。 省略したときや、trueを指定したときは印刷設定ダイアログは表示されません。 |
PrnFitPaper | Boolean | R/W | プリンタに出力のときにサイズを用紙に合わせて印刷します。デフォルト値はfalseです。 |
名前 | 型 | 入出力 | 機能 |
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RasterDPI | Int32 | R/W |
出力時の画像サイズを50~1,440(DPI) の範囲の整数値で指定します。このパラメータが範囲外であるか省略されたとき Windows では画面のフォントサイズで設定されている DPI値 が適用されます。 出力できる画像の最大サイズは、空きメモリ容量など Windows のシステムリソースに依存します。 |
RasterScale | String | R/W | 出力時の縮小率を 0 より大きく 1 以下の範囲の数値で指定します。% 値または px(ピクセル)値で指定することもできます。このパラメータが範囲外であるか省略された場合 1 が適用されます。 |
RasterHeight | Int32 | R/W | RasterScale で決まる出力イメージの最大高さを px(ピクセル)値で指定します。 |
RasterFormat | String | R/W | 出力時のファイル名命名フォーマットを指定します。 |
RasterJpegQuality | Int32 | R/W | JPEG への変換品質を 1~100(%)の値で指定します。このパラメータが省略されたときは 80 が指定されたものとみなします。 |
RasterUseGdiPlus | Boolean | R/W | trueを指定するとイメージ変換にGdiPlusを使用します。この指定は Windows XP以上 / WindowsServer2003以降 でのみ有効です。 |
RasterMonochrome | Boolean | R/W | trueを指定すると白黒画像として出力します。 |
名前 | 型 | 入出力 | 機能 |
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TextPaperWidth TextPaperHeight |
String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合の用紙サイズを指定します。 |
TextMarginLeft TextMarginTop TextMarginRight TextMarginBottom |
String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合の余白サイズを指定します。 |
TextFontFamily | String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合のフォントファミリ名を指定します。 |
TextFontSize | String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合のフォントサイズを指定します。 |
TextShowPageNumber | Boolean | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合にページ番号を表示します。 |
TextShowLineNumber | Boolean | R/W | 入力データにテキスト形式を指定した場合に行番号を表示します。 |
TextLineNumberOffset | String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定して行番号を表示する場合の表示位置を本文領域からのオフセット値で指定します。 |
TextLineNumberFormat | String | R/W | 入力データにテキスト形式を指定して行番号を表示する場合の表示形式を指定します。 |
☞ | 変換元ファイルが小さいと、エンコーディングの判定ができず読み込みに失敗することがあります。 |
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値に付加する単位には、次のいずれかが指定できます。
表記 | 意味 |
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cm | センチメートル |
mm | ミリメートル。 1 mm = 1/10 cm |
in | インチ。 1 in = 2.54 cm |
pt | ポイント。 1 pt = 1/72 in |
pc | パイカ。 1 pc = 12 pt |
jpt | 1 jpt = 0.3514 mm |
q | 1 q = 0.25 mm |
DfvObjクラスの提供するメソッドは次のとおりです。
名前 | 戻り値 | 引数 | 機能 |
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Dispose | なし | なし | リソースを解放します。オブジェクトの使用を終了するときは必ずこのメソッドを呼んでください。 |
Execute | なし | なし | 変換を実行し、OutputFilePathで指定された出力先、もしくはPrinterNameで指定されたプリンタに出力します。 |
Clear | なし | なし | エンジンを初期化します。 |
GetFormattingError | なし | Collections.ArrayList errlist | 変換終了後に呼ぶことができます。変換中に発生したExitLevel未満のエラーレベルを持つエラー情報を取得し、引数に指定したCollections.ArrayListへ格納します。エラー情報はXfoErrorInformationクラスのオブジェクトとしてArrayListに格納されます。 XfoErrorInformationクラスにはエラー情報としてErrorLevel、ErrorCode、ErrorMessageという3つのプロパティが存在します。 |
GetOptionFileURI | String | Int32 index | 指定したインデクスからオプション設定ファイルのURIを取得します。 |
AddOptionFileURI | なし | String fileURI | Server Based Converter V3.0 のオプションを記述したXML形式のオプション設定ファイルのURIを追加します。オプション設定ファイルの内容は、直ちに評価されます。すでに設定されているプロパティと背反する設定は上書きされます。 |
Render | なし | Stream inputStream Stream outputStream String outDevice |
inputStreamに指定されたドキュメントの変換を実行し、outDeviceに指定された出力形式でoutputStreamへ出力します。 |
下記はC#のプログラミング例です。 この他、[Install directory]/samples/dotnet にC#、VisualBasic.NET用のサンプルファイルがいくつか含まれています。
using System; public class MainApp { static public void Main() { DfvDotNetCtl.DfvObj obj = new DfvDotNetCtl.DfvObj(); obj.DocumentURI = "c:\\temp\\test.ppt"; obj.OutputFilePath = "c:\\temp\\test.pdf"; obj.ExitLevel = 4; try { obj.Execute(); } catch(XfoException e) { Console.WriteLine("ErrCode : " + e.ErrorCode + "\n" + e.Message); } catch(Exception e) { Console.WriteLine(e.Message); } finally { obj.Dispose(); } } }