本インターフェイスは、Server Based Converter V2.0 をJavaから利用するインターフェイスを提供します。 Java 1.4.2以降で動作します。 Java VM について を参照してください。
JavaインターフェイスはJNI(JavaNativeInterface)を使用して作られています。
以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。
ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
DfvJavaCtl.jar | Javaアーカイバ | [Install directory]/lib |
DfvJavaCtl.dll | Windows用 Javaインターフェイス | [Install directory] |
libDfvJavaCtl.so | Solaris / Linux用 Javaインターフェイス | [Install directory]/lib |
Javaインターフェイスを実行するには、Javaを実行するディレクトリと[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar が環境変数 CLASSPATH に含まれていなければなりません。 また、JNI(JavaNativeInterface)を使用していることからWindows版では [Install directory] が環境変数 PATH に含まれていなければなりません。Windows以外の環境では[Install directory]/libが Solaris / Linux版では環境変数 LD_LIBRARY_PATH に含まれていなければなりません。 必要な環境変数については、環境変数を参照してください。
Windows版の場合。
> set CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar;%CLASSPATH% > set PATH=[Install directory];%PATH%
Solaris / Linux版の場合。
$ CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar:${CLASSPATH} $ export CLASSPATH $ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH
Server Based Converter V2.0 の Javaインターフェイスは、J2SE1.4.2 を使ってビルドされています。Linux環境において古いバージョンのJava実行環境を使用する場合、互換性の問題が発生することがあります。 v1.4.2未満のJava実行環境はサポートしておりません。
Tomcatなどのアプリケーションサーバにおいて本インターフェイスを使用する場合、DfvJavaCtl.jarをWEBアプリケーションのWEB-INF/libに置かないようにしてください。
JavaVMの仕様によりJNIのネイティブライブラリは複数のクラスローダから読み込めないようになっているため、各WEBアプリケーションディレクトリにDfvJavaCtl.jarを置くと複数のWEBアプリケーションから使用することができなくなります。これを防ぐにはシステムクラスローダなどロードが一度だけ行われるクラスローダで読み込ませるように設定してください。
[Install directory]/samples/java は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。
これらのサンプルプログラムを実行するには、次のようにします。このとき、[Install directory]/samples/java を CLASSPATH に含めておきます。
> cd [Install directory]/samples/java > javac sample.java > java sample sample.fo sample.pdf
API仕様は、Javadocによるドキュメントを参照してください。