11–3–11 -encrypt:PDFセキュリティ設定

■コマンド例

[処理例]

test.pdf に対し、256bit AES 暗号化で権限パスワード文字列を「pass123」、印刷権限は「低解像度」、内容のコピーを不許可とするセキュリティを設定しout.pdf に保存する。


[Windows]

AHPDFToolCmd70.exe -encrypt -ownerPass pass123 -filterType 4 -perms2 -print 1 -copy false -d C:\test\test.pdf -o C:\sav\out.pdf


[Linux / Amazon Linux2 X86]

AHPDFToolCmd70 -encrypt -ownerPass pass123 -filterType 4 -perms2 -print 1 -copy false -d /home/antenna/test/test.pdf -o /home/antenna/sav/out.pdf


■処理内容

セキュリティを設定します。

入力ファイルのセキュリティ情報は、出力PDFファイルには引き継がれません。


■フォルダ指定:対応有り

入力フォルダのPDFファイルに対し、セキュリティを設定します。入力ファイル名と同一名で出力フォルダに出力します。


■パラメータ

パラメータ
内容
-userPass Val
文書を開くパスワードの設定。
-userPass と -ownerPass のどちらか指定必須。
-ownerPass Val
権限パスワードの設定。
-userPass と -ownerPass のどちらか指定必須。
-filterTypeを指定する場合-ownerPassの指定必須。
-filterType Val
暗号化レベルの設定。省略可。
2: 128bit RC4  3: 128bit AES 4: 256bit AES
指定がない場合、「4: 256bti AES」
2~4以外が指定された場合エラーとなる。
-filterTypeを指定し-ownerPassの指定がない場合エラーとなる。
-perms2
「-filterType = 2/3/4」の場合のセキュリティ設定。省略可。

-print Val
印刷。省略可。
0: 許可しない 1: 低解像度 2: 高解像度
指定がない場合、「0:許可しない」
0~2以外が指定された場合エラーとなる。

-modify Val
文書の編集。省略可。
0: 許可しない
1: ページの挿入、削除、回転
2: フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
3: 注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
4: ページの抽出を除くすべての操作
指定がない場合、「0:許可しない」
0~4外が指定された場合エラーとなる。

-copy Val
内容のコピー。省略可。
true: 許可 false: 不許可
指定がない場合、「false:不許可」

-accesibility Val
スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする。省略可。
true: 有効  false: 無効
指定がない場合、「true:有効」
「-copy」(内容のコピー)が「true」の場合、自動的に「-accesibility」も「true」となります。
falseを設定する場合は「-copy false」を同時に指定してください。