9–3–11 PDFセキュリティ設定(-encrypt)

セキュリティを設定します。

入力ファイルのセキュリティ情報は、出力PDFファイルには引き継がれません。


パラメータ
内容
-userPass Val
文書を開くパスワードの設定
-userPass と -ownerPass のどちらか指定必須
-ownerPass Val
権限パスワードの設定
-userPass と -ownerPass のどちらか指定必須
-filterTypeを指定する場合-ownerPassの指定必須
-filterType Val
暗号化レベルの設定。省略可
1: 40bti RC4 2: 128bit RC4
3: 128bit AES 4: 256bit AES
指定がない場合、「1: 40bti RC4」
1~4以外が指定された場合エラーとなる。
-filterTypeを指定し-ownerPassの指定がない場合エラーとなる。
-perms1
「-filterType = 1」(40bit RC4)の場合のセキュリティ設定。省略可
-filterTypeが1以外のときに-perms1を指定した場合エラーとなる。

-print Val
印刷。省略可
0: 許可しない 2: 許可
指定がない場合、「0: 許可しない」
0, 2以外が指定された場合、エラーとなる。

-modify Val
文書の編集。省略可
0: 許可しない
1: 注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
2: フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
3: ページの抽出を除くすべての操作
指定がない場合、「0: 許可しない」
0~3以外が指定された場合、エラーとなる。

-copy Val
内容のコピー。省略可
true: 許可 false: 不許可
指定がない場合、「false: 不許可」
-perms2
「-filterType = 2/3/4」の場合のセキュリティ設定。省略可
-filterTypeが1のときに-perms2を指定した場合エラーとなる。

-print Val
印刷。省略可
0: 許可しない 1: 低解像度 2: 高解像度
指定がない場合、「0: 許可しない」
0~2以外が指定された場合、エラーとなる。

-modify Val
文書の編集。省略可
0: 許可しない
1: ページの挿入、削除、回転
2: フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
3: 注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名
4: ページの抽出を除くすべての操作
指定がない場合、「0: 許可しない」
0~4以外が指定された場合、エラーとなる。

-copy Val
内容のコピー。省略可
true: 許可 false: 不許可
指定がない場合、「false: 不許可」

-accesibility Val
スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする。省略可
true: 有効 false: 無効
指定がない場合、「true: 有効」


コマンド設定例

WindowsAHPDFToolCmd60.exe -encrypt -ownerPass pass123 -filterType 4 -perms2 -print 0 -modify 1 -copy false -d c:\test\test.pdf -o c:\sav\out.pdf
Linuxsh run.sh -encrypt -ownerPass pass123 -filterType 4 -perms2 -print 0 -modify 1 -copy false -d /home/antenna/test/test.pdf -o /home/antenna/sav/out.pdf
動作内容test.pdfに対し、権限パスワード文字列を「pass123」、印刷→不許可、文書編集→ページの挿入、削除、回転を許可、内容のコピー→不許可のセキュリティ内容で256bit AES暗号化を行いout.pdfに保存する。