9–3–4 PDFファイル結合(–mergeFiles)

複数のPDFファイルをひとつのファイルに結合します。ページ番号やページ範囲(ページ)を指定し、任意のページを結合することができます。

注釈やしおりのタイトルは保持されます。ただし、結合するページを指定した場合、そのファイルのしおりは保持されません。

1番目に指定された入力ファイルにページ指定がない場合、1番目の入力ファイルの文書情報が出力PDFファイルに引き継がれます。

1番目に指定された入力ファイルにページ指定がある場合、出力PDFファイルの文書情報の値は空になります。

入力ファイルのセキュリティ情報は、出力PDFファイルには引き継がれません。



コマンド内容
入力ファイル-d (ファイルパス) [パスワード] [ページ]
処理対象となるPDFファイルパスを指定する。パスワード文字列を指定すると、セキュリティ付きPDFに対しても処理が可能。ページを指定すると、指定ページのみ結合対象となる。指定する場合は1ページ目を「0」とする。
例) –d c:\test\test.pdf ownerpass "0,9-14"
 この場合、test.pdfの1ページ目と10~15ページ目が結合対象となる。



パラメータ内容
パラメータはありません。-


コマンド設定例1

WindowsAHPDFToolCmd60.exe -mergeFiles –d c:\test\test1.pdf –d c:\test\test2.pdf userpass "0,9-14" –o c:\sav\out.pdf –linearize
Linuxsh run.sh -mergeFiles –d /home/antenna/test/test1.pdf –d /home/antenna/test/test2.pdf userpass "0,9-14" –o /home/antenna/sav/out.pdf –linearize
動作内容test1.pdfと、「userpass」というパスワード文字列でセキュリティが設定されたtest2.pdfの1ページ目、10~15ページ目を結合し、Web表示用に最適化してout.pdfに保存します。test2.pdfにしおりが存在する場合、そのしおりは保持されません。


コマンド設定例2

WindowsAHPDFToolCmd60.exe -mergeFiles –d c:\test\test3.pdf "" "9" –d c:\test\test4.pdf userpass "9-14,20" –o c:\sav\out.pdf –linearize
Linuxsh run.sh -mergeFiles –d /home/antenna/test/test3.pdf "" "9" –d /home/antenna/test/test4.pdf userpass "9-14,20" –o /home/antenna/sav/out.pdf –linearize
動作内容セキュリティ設定を持たないtest3.pdfの10ページ目と、「userpass」というパスワード文字列でセキュリティが設定されたtest4.pdfの10~15ページ目、21ページ目を結合し、Web表示用に最適化してout.pdfに保存します。test3.pdf、test4.pdfにしおりが存在する場合、それらのしおりは保持されません。