3–6 ヘッダーとフッターを追加

ヘッダーとフッターフッター

プレビューに表示されているPDFに、ヘッダーとフッターを追加できます。

ヘッダーとフッターには、任意の文字列やページ番号と日付を追加できます。

  •   ヘッダーとフッターは、『瞬簡PDF 編集 7』から Adobe Acrobat互換になりました。 Adobe Acrobatで追加されたヘッダーとフッターの修正と削除ができます。

ヘッダーとフッターの追加は、[ツール]タブ[ドキュメント・ページ]グループの[ヘッダー・フッター]コマンドで「ヘッダー・フッターを追加」をクリックします。「ヘッダー・フッター設定」ダイアログが出ますので、希望の出力となるように設定してください。

[ツール]タブ→[ドキュメント・ページ]グループの[ヘッダー・フッター]ボタンをクリックし「ヘッダー・フッターを追加」をクリック

「ヘッダー・フッター設定」画面

「ヘッダー・フッター設定」画面

「ヘッダー・フッター設定」画面の詳細は以下の通りです。

プレビュー

ヘッダー・フッターテキスト

日付書式を指定しておき、出力させたい枠内の位置をクリックしてから[日付を挿入]をクリックすると、枠内に日付書式文字列が入力されます。
:<<yyyy-mm-dd>> → PDF出力した西暦年月日が '-' 区切りで 2017-12-20 の形式で出力される
ページ番号書式を指定しておき、出力させたい枠内の位置をクリックしてから[ページ番号を挿入]をクリックすると、枠内にページ番号書式文字列が入力されます。
:【<< 1 / n >>】 → 【 1 / 16 】

  •   日付とページ番号の書式文字列
    日付とページ番号の書式文字列は、<< と >> で括って指定します。
     
    ページ番号では、 1 はページ番号、 n は総ページ数に置き換えられます。
    その他のテキストは、<<>> の内外ともテキストがそのまま出力されます。但し、<<>> 内に書けるテキストには制限があり、空白と区切り用の記号程度しか使えません。
     
    日付では、 y が西暦年数、 m が月数、 d が日数に置き換えられます。それぞれ複数個指定することで桁数を指定できます。
      yy : 西暦年の下2桁( y 1つだけは無効です)
     yyyy : 西暦年4桁  ( y 3つは無効です)
       m : 月
      mm : 月(1桁のときは 01 のように 0が補完されます)
       d : 日
      dd : 日(1桁のときは 01 のように 0が補完されます)
    <<>>内に 年 月 日 といった文字は入れられません。年月日を使いたいときは、次のように指定します。
      <<yyyy>>年<<m>>月<<d>>日

フォント

フォント名フォント名の表示をクリックするとフォント名の一覧が表示されます。一覧中のフォント名をクリックすると、ヘッダー・フッターに使われるフォントが指定したものに変更されます。
フォントサイズフォント名の表示の右にある数字がフォントサイズで単位はポイントです。フォントサイズの表示をクリックするとフォントサイズを入力できるので、フォントサイズを半角数字で入力してください。
フォントサイズ表示右端の ドロップダウン をクリックすると代表的なフォントサイズの一覧が表示され、数字をクリックするとフォントサイズが変更されます。
フォントの色は黒が既定値ですが、フォント名下左の黒塗りつぶしの枠をクリックして表示されるパレットで色をクリックすることでフォントの色を変更できます。
文字飾色指定の右にあるボタンで、文字飾を指定できます。
 images/bold.png 太字
 images/italic.png 斜体
 images/underline.png 下線

余白(mm)

用紙端からヘッダー・フッターまでの余白を数値で指定します。単位はミリメートル(mm)です。

用紙上端からヘッダーの上端までの余白幅
用紙下端からフッターの下端までの余白幅
用紙左端からヘッダー・フッターの左端までの余白幅
用紙右端からヘッダー・フッターの右端までの余白幅

ページ範囲

ヘッダー・フッターを出力するページ範囲と適用対象を指定します。

すぺてのページすべてのページに設定したヘッダー・フッターを出力します。
ページ指定のページ範囲に、設定したヘッダー・フッターを出力します。ヘッダー・フッターを出力する、開始ページと終了ページを指定してください。
適用設定ヘッダー・フッターの出力対象を指定します。
範囲内のすべてのページ:指定された出力範囲内のすべてのページに、設定されたヘッダー・フッターを出力します
奇数ページのみ:指定された出力範囲内の奇数ページにのみ、設定されたヘッダー・フッターを出力します
偶数ページのみ:指定された出力範囲内の偶数ページにのみ、設定されたヘッダー・フッターを出力します

プリセット

ヘッダー・フッターの設定内容は、名前を付けて保存できます。よく使う設定は保存しておくと便利です。
 
設定が1つも保存されていないときは [指定なし] と表示されます。
 
[設定の保存] をクリックすると「設定の保存」ダイアログが出るので、適当な名前を入力して [ OK ] をクリックしてください。
設定を保存すると、プリセットに保存した名前が表示されます。プリセット名の欄をクリックすると、保存されている設定名の一覧が出ます。プリセット名をクリックすると、保存されている設定が反映されます。

奇数ページと偶数ページに別のヘッダー・フッターを付ける

1つのヘッダー・フッター設定では、奇数ページと偶数ページに別の設定を適用することはできません。奇数ページと偶数ページに別のヘッダー・フッターを付けたいときは、奇数ページ用の設定を追加してから、偶数ページ用の設定を追加します。

奇数ページのヘッダー・フッター設定を追加したあと、再度「ヘッダー・フッターの追加」を実行すると、次のように表示されるので、[ いいえ ] をクリックしてください。

ヘッダー・フッターの追加

[ いいえ ] をクリックしたときは、既存の設定を残したまま新たな設定を追加します。

[ は い ] をクリックしたときは、既存の設定を削除して新しい設定に置き換えます。

ヘッダー・フッター設定の修正

ヘッダー・フッター設定の修正は、[ツール]タブ[ドキュメント・ページ]グループの[ヘッダー・フッター]コマンドをクリックし「更新」をクリックします。

更新」をクリックすると、ヘッダー・フッター設定画面が出ますので、設定を変更して [ OK ] をクリックしてください。

  • 注意 複数のヘッダー・フッター設定を追加しているときは、再度すべてのヘッダー・フッター設定を追加する必要があります。
    これは、複数の設定が追加されているときに「更新」を実行すると、最初に追加したヘッダー・フッター設定は修正できますが、それ以外の設定は削除されるからです。
    複数のヘッダー・フッター設定を追加する必要があるときは、それぞれの設定を名前を付けて保存しておき、プリセットから呼び出すことで、修正が必要になったとき効率よく再追加できます。

PDF本文にあるページ番号を消す

ベージ番号の消去墨消しでページ番号を消す

ページ番号は、Adobe Acrobat互換形式で入っているときは、本製品のヘッダー・フッター機能で更新も削除もできます。

しかし、PDF本文に文字または画像でページ番号が入っているときは、墨消しで消す必要があります。

「墨消し」は、次のように指定します。

  •  ・[ホーム]タブ[ツール]グループの「墨消し」コマンドで「墨消し(矩形選択)」をクリックします。
  •  ・[オブジェクト]タブ[背景]グループの「塗りつぶし色」右端のドロップダウンをクリックして出るパレットから、ページ番号の背景と同じ色をクリックします。
  •  ・ プレビューでページ番号のある一番最後のページを表示して、ページ番号の範囲をドラッグしてマウスボタンを放すと、ページ番号に墨消しが追加されます。
  •  ・[オブジェクト]タブ[出力グループ]の「出力」コマンドで、右端のドロップダウンをクリックして出る選択肢から「全ページ出力」を指定します。

これでPDF出力すると、すべてのページのページ番号が墨消しされます。

  •   本文に文字でページ番号が入っていて、ページ番号の背景色がページによって違っているときは、「全ページ出力」ではなく「ページ指定」で背景色が同じページ毎に墨消しを指定します。
  •   本文に文字でページ番号が入っていて、ページ番号の背景が画像のときは、本文編集でページ番号の文字を削除します。