「コマンドライン」とは「コマンドプロンプト」でユーザーがキーボードからコマンドを打ち込んで処理を実行する方法です。「コマンドプロンプト」はコマンドを打ち込むための真っ黒な画面です。スタートメニュー検索で「cmd」と入力すると出てきます。
本製品では下記の機能をコマンドラインで利用できます。コマンドラインは限られたことしかできませんが、GUIを起動する必要がなく、複数の作業を一度に行うことができます。
印刷:書けまっせ編集情報ファイル(書けまっせの作業状態を保存するファイル)を、指定したプリンタに出力します。
差込印刷: 書けまっせの編集情報ファイルと差込用データファイルを使って差込処理を行い、指定したプリンタに印刷します。
差込PDF 出力: 書けまっせの編集情報ファイルと差込用データファイルを使って差込処理を行い、PDFに出力します。
本製品は多重起動できませんので、コマンドライン実行前に必ず本製品を終了してください。
コマンドラインで使用できるコマンドと構文は次のようになります。
PDFWriteCmd { /D <file path> [/F <file path>] /O <file path> [/P <printer name>] [/K <password>]} | [/H]
次のオプションが指定できます。
オプション | 解説 |
---|---|
/D | <file path>で作業対象の書けまっせPDF編集ファイルを指定。省略不可。 |
/F | <file path>で差込用データファイルを指定。省略可能。 |
/O | <file path>でPDF出力時の出力先ファイルパスを指定。印刷の場合は無視されます。 省略不可。 |
/P | <output type>でプリンタ名を指定。省略した場合や”@PDF”を指定した場合はPDF出 力となります。 |
/K | <password>で書けまっせPDF編集ファイルのパスワードを指定します。 |
/H or /? | ヘルプを表示します。 |
【例】test.wpp に差込用データ(data.xls)を差し込み、test.PDF に出力
> PDFWriteCmd.exe /D c:\work\test.wpp /F c:\work\data.xls /O c:\work \test.PDF