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OCR(OCR結果をPDFファイルに埋め込む)変換設定
OCR処理の結果をPDFファイルに埋め込む際の条件を指定します。
図3・56 OCR変換設定
PDFの出力方法
PDFをOCR処理して結果を
変換設定(OCR)
透明テキスト
付き形式でPDFに埋め込む場合、以下のいずれかの方法を指定できます。
①
元データを画像化してOCR結果を埋め込む
元のPDFファイルを各ページ毎にすべて画像化した上でOCR処理します。取得したテキストデータは透明属性をつけて画像とともに埋め込み保存します。
以下のような場合には、こちらを選択してください。
元のPDFの情報は不要で、OCR結果だけ貼り付けたい場合
元のPDF(または画像ファイル)の画像が回転していたり、傾いている場合
元のPDFに文字コードが格納されているが、文字化けして取り出せない場合
【注意!】
一般的に、PDFを画像化して保存し直すと出力されるPDFのファイルサイズは大きくなります。
②
元データの情報を保持してOCR結果を埋め込む
元のPDFを複写し、テキストがない箇所にだけOCR処理した結果を追加・保存します。
以下のような場合には、こちらを選択してください。
元のPDFに注釈などがあってそれを残したい場合
テキストと画像が混在するPDFで画像の部分にだけ透明テキストを付加したい場合
【注意!】
元のPDFに画像の回転や傾きがある場合や、既にOCRされた結果の透明テキストが貼り付けられている場合には選択しないでください。
元のPDFに透明テキストのみ追加する処理であるため、出力されるPDFのファイルサイズは元のPDFより若干大きくなります。
変換設定(OCR)
画像の品質
PDFに埋め込む画像の品質を[高]・[中]・[低]のいずれか指定できます。
高品質: 出力されるPDFで、画像の品質を優先して保存します。画像はあまり劣化しませんが、ファイルサイズは大きくなります。
中(既定値): 出力されるPDFで、画像の品質とPDFのサイズをバランスさせて保存します。通常はこちらを選択してください。
低(高圧縮): 出力されるPDFのファイルサイズを優先して保存します。ファイルサイズは小さくなりますが、PDFを拡大表示したときに文字の滲みなどが目立つ場合があります。
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