第2章 パッケージ

パッケージの構成

パッケージを構成するパーツは、その機能によっていくつかの種類に分けることができます。

  1. 内容タイプ(内容タイプ定義)

    パッケージのルート(最も階層の浅いフォルダ)に必ず1つだけ存在します。ファイル名は固定で、[Content_Types].xmlです。

  2. リレーションシップ(関連付け)

    パッケージ内に複数存在します。パッケージ内の分散化されたファイル=パーツの関連付けを行い、参照問題を解決します。

  3. ファイルプロパティ

    文書のメタデータを格納します。OPC仕様に共通するプロパティパーツ(Core Properties Part)はパッケージに最大1つ存在します。

  4. 文書パーツ

    文書の本体です。アプリケーション毎に仕様は異なります。

文書パーツについては、位置や階層構造はOPCの仕様に準じますが、ファイル名や内容についてはアプリケーション固有の仕様となります。WordprocessingMLではword、SpreadsheetMLではxl、PresentationMLではpptという名前のフォルダ下に格納されています。アプリケーションごとに内容が異なり、それぞれに仕様が定義されています。