PDFに文字を記入する
「書けまっせ!!PDF」の特長

更新日: 2009/08/29

PDFに文字を記入する

他の人から受け取ったり、WebからダウンロードしたPDFを紙に印刷するのではなく、画面上でそのまま文字や図形を記入したいと、考えたことのある人は多いだろう。これは、Yahooの「知恵袋」などに、時々、PDFに記入したいがどうしたら良いかという質問があることでも裏付けられる。

これまでの方法

PDFに記入したいという要望に対して、Yahooの「知恵袋」などでは次のような回答がなされている。

ワードなどに変換して記入
PDFファイルにセキュリティ設定がない場合にはツール→スナップショトとツールで範囲選択後、コピーしてワード等に貼って編集が可能です。
フォーム機能を使う
アクロバットではフォーム機能を使います。フォーム機能を使って編集したファイルは閲覧ソフトのアドビリーダーでも文字入力が出来ます。アドビリーダーではPDFファイルの保存は出来ませんがデータを入力したPDFを印刷して記入が可能です。
PDFを画像化して文字入力
画像編集ソフト「フォトショップ・エレメント」でPDFファイルを開くと画像データに変換されますからそこで文字入力する方法もあります。メディアドライブの「やさしくPDFへ文字入力」も同様。
タイプライター機能や注釈機能
Acrobatのタイプライター機能や、PDFファイルへ書き込みが出来るPDF閲覧ソフトを使う。
PDF編集(タッチアップ)機能
Acrobatのタッチアップ機能や、PDF編集ソフトの編集機能で本文を変更する。

これまでの方法の問題点

従来の方法には制約が多い。制約の一部を整理すると次の表のようになる。いづれの方法でも、既存のPDFの上に任意の位置に任意のレイアウトで自由に文字や図形を入力することはできない。

方法 制約
ワードなどに変換して記入
  • PDFに編集禁止などのセキュリティが掛かっていると変換できない。
  • PDFをWordに変換すると書類の体裁が変わってしまうことがある。
  • 書類の様式が記入前と記入後で変更されていないことが保証されない。
フォーム機能を使う
  • PDFに予めフォーム機能を用意しておく必要がある。
  • Adobe Readerだけではフォームに入力した状態でPDFにすることができない。
タイプライター機能や注釈機能
  • PDFに編集禁止などのセキュリティが掛かっていると変換できない。
  • タイプライター機能だけでは、入力枠内に文字の位置あわせがし難い。
  • フォントの変更、文字の大きさの変更などの自由度が低い
  • 印鑑などの画像が使えない。
PDF編集機能(主にタッチアップテキスト/同オブジェクト)
  • PDFに編集禁止などのセキュリティが掛かっていると変換できない。
  • 書類の様式が記入前と記入後で変更されていないことが保証されない。
  • タッチアップは局所的な修正に限られる。入力したテキストの文字数が多いときや、画像とテキストなどを自由にレイアウトしたいときなどは、難しい。

「書けまっせ!!PDF」の特長

アンテナハウスの「書けまっせ!!PDF」は、従来の方法とはまったく別の方法でPDFへの文字や図形の書き込みを実現している。

すなわち書込みしたい用紙PDFを編集画面の背景に表示して、その上で文字や図形の編集作業を行い、最後に、用紙PDFと編集した文字や図形を合成して、新しいPDFを作成する方法である。

「書けまっせ!!PDF」とは?

「書けまっせ!!PDF」はPDFを紙のように使うソフトである。

「書けまっせ!!PDF」が拓く新たな世界

現在のところ、PDFは配布用のファイル形式であり、Readerで表示して見るためのものである。編集はするにしても特例である、という考えが優勢である。

確かに、PDFは配布形式として使われることが多い。しかし、PDFに自由に文字や図形を記入したい、という要望はこれからも増え続けるだろう。

「書けまっせ!!PDF」のようにPDFを紙のように使って、用紙の上に自由自在に文字を入力して、新しいPDFを作ることができれば、より便利になるのは確かである。

PDFは、最終的な配布文書形式であって編集できないというのが、従来の定説。しかし、PDFの仕様であるISO-32000にはそのような記述はない。今まで、「書けまっせ!!PDF」のようなソフトが無かっただけ。「書けまっせ!!PDF」でPDFの定説を覆そう!


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