News Release

2001年12月6日

アンテナハウス株式会社

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【XML組版・閲覧ソフト】
『XSL Formatter V2.0』 2002年1月中旬発売
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アンテナハウス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2002年1月中旬より「Antenna House XSL Formatter V2.0」を出荷開始します。
本製品は、XML関連の世界標準規格を定めているWorld Wide Web Consortium(W3C)の「Extensible Stylesheet Language(XSL)」Version 1.0 勧告仕様に準拠するXML組版エンジンです。

現在、XML文書を画面に表示したり、印刷するにはXMLからHTMLに変換して、Webブラウザを使って行うやり方が多く使われます。
この方法は、コンピュータの画面に表示するには良いですが、しかし、印刷仕様の目次・索引の作成、ヘッダ、フッタ、柱、段組、行配置制御、オブジェクトの印刷位置指定など、専門的な印刷仕様のレイアウトはできません。
スタイルシートを適用することによりXML文書やXML形式のビジネス帳票を奇麗にレイアウトして組版、印刷することができます。
XSL仕様は、W3Cが1998年から3年以上にわたり、XMLに専門的印刷仕様のレイアウトを指定して組版するための仕様として開発を行ってきたものです。
2001年10月15日にW3C勧告となったばかりです。

「XSL Formatter V2.0」は、XSL V1.0 W3C勧告仕様に準拠する組版エンジンです。
日本語を扱えるものでは、現時点で唯一の製品です。世界的にはいくつかの製品がありますが、その中でもトップクラスの性能と使いやすさをもっています。

XMLをデータ形式として採用するシステムに組み込みやすいのも特徴です。例えば、電子政府の帳票データをXML形式にした場合、それを書式指定して紙に印刷することは必須です。
従来の帳票専用システムでは独自の書式指定を行いますが、XSLでは世界標準のスタイルシートを作成することでレイアウトを自由に指定できます。この結果、オープンなシステムを、短期間に、しかも安い価格で開発できるようになります。


○これまでの活動
アンテナハウスは、「XSL Formatter V1.0」の日本語版を2000年12月より出荷開始、「同V1.1」の英語版を2001年4月より発売開始しました。W3Cで行われているXSL仕様の開発と互換性試験にも積極的に協力、2001年6月から「XSLSchool」を開設し、XSL仕様の理解促進・普及活動を開始するなど、この1年間、国内・国外でXSL技術とXSL市場の経験を積んで来ました。

○今後の活動
・XSL仕様は、現在、幅広く注目されているとは言えません。しかし、XSL仕様は、Webの高度利用にとって重要な仕様と考えています。そして、「XSL Formatter」は、国内・国外で大きな需要が見込めるものと判断しています。そこで、アンテナハウスは「XSL Formatter V2」の発売とともに、積極的な販売活動を開始し、市場の開拓を行います。
・日本での販売活動の第1段階として、2002年2月1日に「第3回XSLSchool」(開催地:損保会館、定員:100名)を開催、2月6日から8日まで東京池袋で開催される「Page2002」に出展致します。
・海外での販売のために、本年9月にカナダ・ヴァンクーヴァー市に現地販売拠点を開設して準備を進めて来ました。海外での販売活動の第1段階として、2001年12月11日より13日まで、米国・フロリダ州オーランドで開催される世界最大のXML会議・見本市「XML2001」に本製品を出展、現地で独自に「XSL+XMLセミナー」を開催します。


今後2年間、全社の資源を集中して、開発・販売活動を行い、2年間でXSL分野において世界で断然トップの地位を確立することを目標とします。


【製品概要】
1.機能
XMLファイルとスタイルシートを入力して、ページ組版を行い画面、プリンタ、PDFに出力する組版エンジンです。
2.主な特徴
(1) W3C XSL V1.0 仕様に準拠しています。
(2) Windows ActiveXコントロールなのでWindowsとの親和性が高い。
(3) Antenna HouseのGUIを使って、スタンドアロンPCのWindows上でXMLを閲覧、印刷、PDF化操作が簡単にできます。
(4) コマンドライン・インターフェイス、COMインターフェイスを使ってシステムに組み込み可能です。
(5) サーバ・ライセンスは、接続クライアント数無制限ですのでWebサーバ上でも使えます。
(6) オプションとして独自のPDF生成エンジンを用意しています。
(7) OEMには、ActiveXコントロールの仕様を提供します。OEMの製品に組み込んで再配布するライセンスの提供も行います。
3.動作環境
・Windows NT4.0/2000/XP/95/98/Me (NT4.0/2000/XPを推奨)
・MSXML3.DLLとIE5.5以上が必須。(いづれも、無償入手可能)

【価格】(日本国内価格)
●XSLFormatterV2.0標準タイプ

クライアント・ライセンス  1本目   198,000円
   〃   2〜100本    8,000円
   〃  101本以上    4,000円
サーバ・ライセンス(接続数無制限)298,000円

●PDF出力オプション

クライアント・ライセンス  1本目   10,000円
   〃   2〜100本    1,000円
   〃  101本以上     500円
サーバ・ライセンス(接続数無制限)200,000円

*消費税別
*V1.1からのV2.0標準タイプへのバージョンアップ:全ユーザに無償

【発売時期】
XSLFormatterV2.0標準タイプ    2002年1月15日出荷開始
PDF出力オプション             2002年2月15日出荷開始

【売上目標】
2002年(目標)    約1億円
2003年(目標)    約2億円
【問合せ先】
1.営業・広告関連について
〒102-0084 東京都千代田区二番町11番9号
アンテナハウス株式会社(本社) SI営業グループ
e-mail:sis@antenna.co.jp
2.製品の技術的な内容について
アンテナハウス伊那支店 XSLグループ
e-mail:xml-info@antenna.co.jp
電話 0265-76-9300

【Web Page】
http://www.antenna.co.jp/XML/axf20/axf20top.htm

【XSLSchool】
http://www.antenna.co.jp/XML/XML/school/xslday.htm

【参考資料】(W3CからXSL仕様の発表資料)
http://www.w3.org/2001/10/xsl-pressrelease