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伊那谷は東は南アルプス、西は中央アルプスに囲まれた自然の豊かな田舎です。
南アルプスは山が深いのですが、中央アルプスにはロープウェイで、比較的簡単に3000m級の山々まで行くことができます。
お車で行かれる場合は、中央道駒ヶ根インターで高速を降ります。
インターからすぐ3分程度の駒ケ根高原菅の台バスセンター駐車場まで行き、そこからロープウエイ発着口のしらび平駅まで約30分間専用のバスに乗ります。この路線は一般車の乗り入れが規制されているため、みなさんバスでの移動となります。
しらび平駅からロープウェイで終点の千畳敷駅まではおよそ7分半くらいですが、高低差950mを一気に登るのは大変迫力があります。途中にはいくつもの見事な沢筋の滝を見ることができます。
運がよければ、ニホンカモシカ(Wikipedia)
が居るところをロープウェイに乗りながら見ることもできます。
千畳敷は名前の通り昔の氷河が山麓を削り取ってすり鉢(カール)状にした地形で、千畳敷駅はそのカールの端の部分にあります。
ここには1周40分程度の遊歩道があり、季節ごとの高山植物を楽しむことができます。
写真(下)は、千畳敷から見上げた宝剣岳(標高2931m)です。主峰駒ヶ岳にゆくには、写真中央右の肩まで、カールをのぼり、その先まで標高差300mを約2時間くらいで行くことができます。
私たち上伊那地方の中学校では集団登山でこの駒ヶ岳に登るのが毎年の行事となっています。
機会がありましたらお越しください。なお比較的簡単に行けてしまうのですが、あくまでも高山なので、夏場でもトレッキングシューズととっさの場合の雨具、厚手の上着は用意された方が良いでしょう。