サーバー・アプリケーション

• キャラクタユーザーインターフェイス(Character User Interface)のアプリケーションです。単純に CUI としてアプリーケーションを起動した運用も可能です。Windows ではサービス、Linux ではデーモンとして登録・起動も可能です。
• データベースは MariaDB を使用します。
  データベースの構築・設定用を行うCUIアプリケーションが付属しており、既定値で設定を行います。
  テーブル名、ユーザーid, パスワードは既定値から変更することは可能です。
• ファイルを格納する保存フォルダが必要です。保存フォルダは、ベースとなるフォルダは任意に設定可能です。サーバー・アプリケーションによりベースフォルダの下位にサブフォルダが作成されます。保存フォルダ内のファイルは、サーバー管理者が見ることが出来ないことを目的として暗号化されます。
• アプリケーションは非常に軽量に作られているため、インストールする OS の要件を満たせば、問題無く動作します。唯一注意して欲しい点は、ファイルを保存するためのディスク容量です。何年にもわたり長期にファイルを保存する必要があり、ディスク容量は年々増加します。

クライアント・アプリケーション

• グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface)のアプリケーションです。
• 書庫の概念があります。書庫に親子関係を設定できます。書庫単位でユーザーに対する、読み込み権限と、書き込み権限を設定できます。
• 書庫の中に書類を格納します。書類は、電子保存するファイルと、検索条件を含みます。
• 書類は、登録と、更新が行えます。変更履歴が記録され、何時、誰が、何を変更したのか確認できます。
• 書類は削除できません。代わりに非表示設定ができます。表示の復活も可能です。これらも変更履歴が残ります。
• 書庫内の書類を検索できます。検索条件として法的要件である、取引年月日、取引金額、取引先名称が指定できます。このほかに、書類形式(領収書、請求書、注文書、見積書、納品書、契約書)と、任意文字列での検索が可能です。
• 書庫単位(親書庫を選択した場合は子書庫も含む)、書類単位(複数選択可能)で、ZIPファイル化して一括ダウンロードが可能です。 ZIPファイルには、filesフォルダが作られ、電子保存対象ファイルを格納します。他に index.html と export.csv という2つのファイルが含まれます。filesフォルダ内のファイル名は書庫へ電子保存対象ファイルを登録した際に付与される書類IDを元にして格納されます。index.html、export.csv には、業務日、ファイル名、書類形式、取引日、取引先、取引金額、管理番号等、業務日、備考、書類分類およびファイルに対するリンク(index.html)、相対パス(export.csv)が出力されます。
• アプリケーションは非常に軽量に作られているため、インストールする OS の要件を満たせば、問題無く動作します。