XSL Formatter ケーススタディ
After Sales Information System
概要
項目 | データ |
---|---|
ユーザ名 | Sorman Information AB(スウェーデンVaxijo)のAfter Sales Information Systemに組み込んで再販売。 |
ライセンスタイプ | XSL FormatterV2 OEM ライセンス |
稼動開始時期 | 2002年8月 |
開発会社 | Sorman Information AB(OEM パートナー) |
Sorman After Sales Information System(SAIS)について
SAIS は Sorman社が欧州の自動車メーカ、電機メーカ向けに受注製作しているシステムです。 製品を販売した顧客の満足度を高め、ブランド力の強化、顧客との長期に渡る関係の構築のためのシステムです。 SAIS は、次のシステムからなります。
- 情報・ドキュメントを蓄積するサーバ
- PDM、ERP、CRMなどから必要な情報を取り出すAPI
- アフター・セールス情報を制作するためのクライアント
- プロジェクト全体を管理する管理用端末
- コールセンター用のクライアント・システム
- 顧客がWebやMobile端末で情報を取り出して見ることができるようにする配信システム
SAIS では、XMLの利用により、対象グループが必要とする情報を取り出して、紙、CD-ROM、インターネットによる情報配布等、多チャンネルの情報配信が可能です。
XSL Formatter の選定理由
欧州では紙へ印刷して保存することが法律で定められているものが多いためSAISにとって印刷とPDF化は必須です。 ドキュメントは、断片的にXMLツリーでできていて、それを組み合わせてレポートを作成して紙に印刷したり、PDF化します。
従来、SAISではFrameMaker+SGML、または、Epic/E3を使ってPDF化をしていました。FrameMaker+SGMLではEDDを開発しなければならず、Epic/E3の場合は、FOSIによるフォーマット指定を行います。これらはベンダ独自の異なるスタイル付け技術のため、Sormanの開発者は標準技術であるXSLによるフォーマット指定を待ち望んでいました。XSL FormatterのOEMとなることで、同社の販売するSAISにXSL FormatterとPDF出力オプションを組み込んで納品することが可能になり、標準技術を使って安価なシステム構築ができるようになりました。