XSL Formatter ケーススタディ
会員向けDM自動組版(加盟店情報のWeb入稿による自動組版)
概要
項目 |
データ |
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サービス提供 | 某大手カード会社 |
利用者 | 全国加盟店 |
システム運用 | 某大手印刷会社とシステムベンダ |
ライセンスタイプ | XSL Formatter V3.2 サーバライセンス(Linux版) |
稼動開始時期 | 2005年8月 |
開発協力 | 株式会社エクスイズム |
カード利用者への請求書送付の際、毎月の利用明細に加盟店情報のチラシを挿入していますが、これをカード利用履歴からセグメントした加盟店の最新情報を、ひとりずつ自動組版する機能を実現させました。また、全国の加盟店にはID、パスワードを配布しカード会社のサイトへお店の最新販促情報を登録して貰い、その場で自動組版してPDFのかたちで校正できるサービスを提供しました。これにより情報の提供頻度が高まり、お店自らチラシコンテンツを作成するという効果が生まれました。現在は会員向けサービスのWebコンテンツにも同じデータからHTMLにしたものがアップされています。
3年目の現在、このサービスは全国展開しています。 稼動後も、エンドユーザの要望を反映して、レイアウトの変更(スタイルシートの修正)に対応しています。 カード利用規約の組版システムを現在構築中です。
XSL Formatterの選定理由
加盟店のデータベースと販促向けの加盟店情報をマッチさせたXMLデータ形式で出力した会員向け加盟店情報に、スタイルシートを適用することで即座に組版した結果をみることができることと、遠隔地の店舗からでも同じ仕組みをWebブラウザ操作だけで利用できることが、最大の選択理由です。XSLTスタイルシートの作成で、ロゴや画像のレイアウトも文字数の問題もクリアできました。
今後の課題
チラシに掲載する加盟店情報はなかなかパターン化が難しく、今でも半年毎にレイアウトのリニューアルを検討しています。
また、加盟店からの要望や掲載内容によっては非定型となるため、DTPによる制作を一部残しています。