最終更新日: 2005/06/09

WordML変換

XSL Formatter V3.3 は、WordML文書をFOに変換するための WordMLToFOスタイルシート を内蔵しています。そのため、スタイルシートの指定なしにWordML文書をFOに変換して組版することができます。

Microsoft WordとXSL-FOでは、文書モデルが根本的に異なるため完全な変換はできません。よって正しく組版できない場合があります。

製品概要

WordMLは、Microsoft社のOffice2003から採用されたWordのXML形式の保存フォーマットです。 WordMLの仕様は、次から入手することができます。

WordMLToFOスタイルシートはXSLTスタイルシートです。使用にあたってはXSLTプロセッサが必要です。現在のところ以下のXSLTプロセッサで動作を確認しています。

XSLTプロセッサ 備考
Saxon 6.5.3 Sun Java SDK、Java 2 Platform、Standard Edition 1.4 以上で動作確認済。Instant Saxon では動作しません。
MSXML3、MSXML4

WordMLToFOスタイルシート は、XSLT 1.0 の仕様に基づいて作成されていますが、一部 Result Tree Fragment に関する拡張関数を使用しています。使用している拡張関数は以下のとおりです。

  • exsl:node-set namespace http://exslt.org/common
  • msxsl:node-set namespace urn:schemas-microsoft-com:xslt

WordMLToFOスタイルシートは function-available() 関数を使用して、自動的にXSLTプロセッサに合わせた拡張関数を選択します。 上記以外のXSLTプロセッサを利用する場合は、拡張関数が使用可能かどうかご確認ください。 exslt.org の仕様に基づいたXSLTプロセッサならば、書き換えなしで動作する可能性があります。

XSL Formatter V3.3 は、ネームスペース http://schemas.microsoft.com/office/word/2003/wordml を持つXMLをWordMLとみなして自動的にFOに変換して処理します。

詳細/制限事項

詳細や、制限事項につきましては、WordMLToFOスタイルシートをご覧ください。

WordMLToFOスタイルシートのバージョン

弊社では、WordMLToFOスタイルシートを販売しています。XSL Formatter V3.3 には、これと同じものが組み込まれていますが、スタイルシート自身のソースコードは含まれていません。 このスタイルシートをご購入いただけば、スタイルシートを独自に改造して XSL Formatter V3.3 に組み込むことが可能です。また、販売されているWordMLToFOスタイルシート は、XSL Formatter V3.3 内蔵のものよりも、アップグレードされていることもあります。 XSL Formatter V3.3 内蔵の WordMLToFOスタイルシートのバージョンを知るには、WordMLから変換されたFOの内容を調べてください。<fo:root>axf:generator プロパティがあります。

<fo:root axf:generator="AntennaHouse WordMLToFO 2.0.0" ...>

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