「圧縮・最適化」処理の設定を編集
「圧縮・最適化」処理の設定

図3・6 「圧縮・最適化」選択時の「機能設定」領域
[圧縮]を有効にする
スライドボタンをONにすると「処理実行」を実行した際に「圧縮・最適化」が実行されます。
圧縮設定
PDFファイル中の画像を再圧縮する際の設定を行います。
- 画像の再圧縮を行う:チェックするとPDFファイル中の画像を再圧縮します。
- カラー画像:カラー画像を再圧縮する際の設定を行います。
- グレースケール画像:グレースケール画像を再圧縮する際の設定を行います。
- 白黒画像:白黒画像を再圧縮する際の設定を行います。
ダウンサンプリング
ダウンサンプリングは、PDF に含まれる高解像度画像を、指定の解像度に変換する操作です。「カラー画像」「グレースケール画像」「白黒画像」のそれぞれで個別に設定できます。「ダウンサンプリング」にチェックを入れると有効になり、以下の項目が設定できます。
- バイリニア法:サンプル領域のピクセルを平均化し、領域全体を指定解像度の平均ピクセルカラーに置き換えます。
- バイキュービック法:加重平均を用いてピクセルカラーを決定します。複雑な計算を行うため、時間を要しますが、情報の損失が少なく自然な画像が得られます。
- ニアレストネイバー法:サンプル領域の中心のピクセルを選択し、領域全体を選択したカラーに置き換えます。ダウンサンプルよりも短時間で処理できますが、生成される画像はより粗いものになります。
JPEG, JPEG2000 画質
画像形式が JPEG または JPEG2000 の場合、解像度を変えずに圧縮率を上げることでファイルサイズを小さくできます。スライダーを「サイズ優先」側に動かすことで圧縮率が上がります。
最適化設定
Webでの表示に適した形式などでPDFを出力することができます。
- Web表示用に最適化:チェックするとWeb ブラウザや携帯端末で効率よく閲覧できるように調整したPDF を出力します。
- フォントのマージ処理を行う:チェックするとPDFの結合やページの挿入を行ったとき同じフォントがあればマージ処理をおこないます。
- サムネイルを削除:チェックするとサムネイル画像データが埋め込まれていても、サムネイル画像データのないPDF を出力します。
- フォントの埋込:チェックするとフォントが無い場合に、フォントを埋め込みます。
- しおりを削除する:チェックするとしおりが設定されていても、しおりのないPDF を出力します。
- 長期保存形式PDF(PDF/A-2b)に変換する:チェックすると長期保存形式PDF(PDF/A-2b)として出力します。