クライアントプログラム

プログラムの起動

Web Interface V6.0 クライアントプログラムの実行形式のJARファイルは xds-client.jar です。Antenna House Formatter のコマンドラインと同じ動作、同じオプションで動作するよう設計されています。

Antenna House Formatter クライアント:


  AHFCmd -d sample.fo -o output.pdf

  AHFCmd : Antenna House Formatter V7.4 R1 Windows : 7.4.1.63121 (2023-12-20T11:05+09)
  Copyright (c) 1999-2023 Antenna House, Inc.

  AHFCmd :Formatting finished normally :total 1 page

Web Interface V6.0 クライアント:


  java -jar xds-client.jar -xds-host 10.1.10.6 -d sample.fo -o output.pdf

  AHFCmd : Antenna House Formatter V7.4 R1 Windows : 7.4.1.63121 (2023-12-20T11:05+09)
  Copyright (c) 1999-2023 Antenna House, Inc.

  AHFCmd :Formatting finished normally :total 1 page

Web Interface V6.0 のエラーメッセージは Antenna House Formatter のメッセージと区別できるようにxds:の文字列から始まります。

環境変数 XDS_CLIENT_CONFIG を利用して、動作上の既定値とするコマンドラインオプションを記述したxmlファイルの場所を絶対パスで指定することができます。ファイルの記述についてはオプションファイルを参照してください。

詳しいサンプルはクライアントプログラムのインストールフォルダにあるsamples/sample-*ディレクトリを参照してください。

クライアントコマンドラインオプション

パラメータ 既定値 機能
-d InputFile 入力ファイルを指定します。
-s StylesheetFile スタイルシートを指定します。
-o OutputFile 出力ファイルを指定します。
-i Option-Setting-File Antenna House Formatter のオプション設定ファイルを指定します。
-xds-data DataXmlFile ドキュメントに使うメディアを指定します。詳しくはデータXMLファイルを参照してください。
-xds-parse-media 入力ファイルがFOで、FOがメディアを相対参照しているとき、自動的にメディア(画像、ビデオなど)を抽出して、アップロードすることが可能です。
-xds-ignore-file-protocol メディアのアップロードが有効であるとき、(-xds-dataあるいは-xds-parse-mediaのどちらかのオプションを用いて)、このオプションはfile:プロトコルで指定されたメディアファイルのアップロードを無視します。例: <fo:external-graphic src="file:..\sample.jpg"/>。これにより、参照メディアをサーバに格納しクライアントからのアップロードをする必要がなくなります。
-xds-port Value 9999 Web Interface V6.0 サーバへの接続ポート番号を指定します。
-xds-host Host localhost Web Interface V6.0 サーバのリモートコンピュータ名、IPアドレスを指定します。
-xds-password Password Web Interface V6.0 サーバへの接続パスワードを指定します。
-xds-formatter-tag TagString "" Antenna House Formatter の出力の先頭に付ける文字列を指定します。

これを使い Antenna House Formatter のエラーメッセージを解析して、Web Interface V6.0 のクライアントとサーバのエラーと切り離すことができます。Antenna House Formatter のメッセージ(クライアントとサーバエラー)以外はすでに行の先頭にxds:でタグ付けされています。

-xds-debug DebugLevel クライアントデバッグレベルを指定します。
  • 1.メッセージをデバッグします。
  • 2.メッセージを追跡します(ネットワークの”キープアライブ”メッセージも含みます。)
-xds-timeout Value 0 読み込み操作時のクライアント側のタイムアウトを指定します。1000分の1秒単位で指定します。0値は無限大のタイムアウトに使います。
-xds-wait-timeout Value 0 クライアントがサーバにある Antenna House Formatter のセッションを待っているときの、クライアント側のタイムアウトを指定します。1000分の1秒単位で指定します。もしサーバがこの時間量で Antenna House Formatter 処理を割り当てないならば、クライアントは終了します。0値は無限大のタイムアウトに使います。
-xds-status サーバのステータスをリクエストします。詳しくはステータスリクエストを参照してください。
-xds-ssl SSLの利用を可能にします。
-xds-java-prop Property Value Javaシステムプロパティを設定します。例えば、SSL のキーストアやパスワードの設定などで使われます。
-xds-help コンソールにコマンドラインオプションを表示します。

メディア参照

FO中で画像を参照しているとします。その参照方法には何通りか方法があります。

  <fo:external-graphic src="..." />

http: を使う場合はサーバからそのリソースが参照可能でなければなりませんが、data: が使われている場合はデータは埋め込まれサーバで使用されます。file: または絶対パスが使われている場合、サーバにあるファイルが参照されます。 これらはいずれもサーバから参照できるリソースのため、クライアントからサーバへリソースを送信する必要はありません。 一方、相対パスで指定されているリソースはすべてサーバへ送信する必要があります。-xds-parse-mediaオプションを使ってFOファイルと一緒に自動に送信されます。また、ファイルはデータXMLファイルにリスト化することもできます。データXMLファイルを参照してください。

データXMLファイル

-xds-dataオプションで指定したファイルを<data>要素用に解析しsrc属性で指定したファイルをアップロードします。解析は厳密ではなく、ルート要素と親要素の命名は重要ではありません。

  <command>
    <data src="img/antennaLogo.jpg" />

    <test>
      <data src="image2.png" />
    </test>
  </command>

ステータスリクエスト

-xds-statusオプションで、サーバのステータスの詳細と共にxmlファイルをSTDOUTに出力します。下記の例を参照してください。

  <xds-server-status>
    <start-time>Wed Jan 20 17:20:48 EST 2016</start-time>
    <start-time-milliseconds>1453328448613</start-time-milliseconds>
    <current-time>Wed Jan 20 17:21:00 EST 2016</current-time>
    <current-time-milliseconds>1453328460519</current-time-milliseconds>
    <total-jobs-processed>0</total-jobs-processed>
    <total-clients-connected>1</total-clients-connected>
    <current-connections>1</current-connections>
    <current-formatter-processes>0</current-formatter-processes>
  </xds-server-status>

技術的資料



Copyright © 2005-2024 Antenna House, Inc. All rights reserved.
Antenna House is a trademark of Antenna House, Inc.