10–3 画像の扱い

10–3–1 対応形式

PDF Tool API が対応している画像形式は以下の通りです。

　bitmap / jpeg / png / tiff / gif

PDF Tool API でサポートしているマスクの種類は、

の４種類です。

マスクの種類により、取り扱う画像に特長があります。

入力画像には白黒画像を指定してください。白黒画像以外の場合はエラー（234:STENCIL_MASK_IS_NOT_SINGLE）となります。

参考サンプルコード：ImageToPdfStencilMask

入力画像には、カラースペースが「RGB」であるビットマップを指定してください。ビットマップ以外の画像や、indexed color を持つビットマップの場合はエラー（235:UNSUPPORTED_IMAGE_FOR_COLORKEY_MASK）となります。

参考サンプルコード：ImageToPdfColorkeyMask

マスクする画像には、白黒画像を指定してください。白黒画像以外の場合はエラー

（237:EXPLICIT_MASK_IS_NOT_SINGLE）となります。

入力画像にサポートされていない画像が指定された場合は、エラー（232:UNSUPPORTED_IMAGE）となります。

参考サンプルコード：ImageToPdfExplicitMask

マスクする画像には、グレースケール画像の指定を推奨します。指定された画像でマスクすることができなかった場合はエラー（232:UNSUPPORTED_IMAGE）となります。

入力画像にサポートされていない画像が指定された場合は、エラー（232:UNSUPPORTED_IMAGE）となります。

参考サンプルコード：ImageToPdfSMask

ダウンサンプリングの対象とする画像の条件として、Filter の種類を指定することができます。対象Filter を１種類だけ指定した場合は、指定したそのFilter のみを持つ画像だけがダウンサンプリングの対象となります。
画像データの中には、Filter を配列で複数持つものがあります。そのFilter 配列の中にダウンサンプリングの対象として指定したFilter が含まれていても、その画像データはダウンサンプリングの対象とはなりません。
ダウンサンプリングを行ったとき、カラースペースが元のデータとは異なる場合があります。

画像抽出処理は、オブジェクト1個をひとつの画像ファイルとして出力します。表示上は1個の画像であってもオブジェクトが細かく分かれている場合があり、このようなケースでは出力される画像ファイル数が多くなります。
画像抽出処理は、ページコンテンツ全体を対象としています。表示領域がページコンテンツの一部分である場合、表示されていない部分の画像も抽出対象となります。
画像抽出処理は、クリッピングされて表示されていない部分の画像も抽出対象となります。