3–12 セキュリティの設定

PDFファイルにセキュリティを設定するには、

  1. 「瞬簡PDF 作成 7」ウィンドウの「表示」メニューから「セキュリティ設定」を選択するか、画面上部の「セキュリティ設定」ボタンをクリックして、「セキュリティ設定」画面を表示します。
  2. 次のいずれかの方法を用いてセキュリティを設定するPDFファイルを「対象ファイルリスト」に登録します:
  3. ポップアップリスト「セキュリティ設定」を用いて保存されている設定から選択するか、「編集」ボタンをクリックして表示される「セキュリティ設定」ダイアログボックスを用いて、セキュリティオプションを指定します。
    050.png
    暗号レベル:
      画面上のポップアップリスト「暗号レベル」を使って、閲覧するユーザーの
      利用可能な機能を制限するためのセキュリティの暗号レベルを設定します。
      瞬簡PDF 作成 7では、次に示す4つの暗号レベルに対応して
      おり、低レベル/高レベルそれぞれによって設定可能なオプションの内容が
      異なります。また、下に示すようにPDFファイルに設定したセキュリティの
      暗号レベルによって、そのファイルを開くことができるAdobe Acrobat/Adobe
      Readerのバージョンが異なります。
        低(40-bit RC4)   Acrobat 3.x、及びそれ以降と互換
        高(128-bit RC4)  Acrobat 5.x、及びそれ以降と互換
        高(128-bit AES)  Acrobat 7.x、及びそれ以降と互換
        高(256-bit AES)  Acrobat 9.x、及びそれ以降と互換
    文書を開くために必要なパスワードを設定する:
      このチェックボックスをチェックマークをつけて、PDFファイルを開く時に
      必要なパスワード(ユーザーパスワード)の設定を行います。
    権限設定:
      このエリアに表示されるオプションを用いて指定した暗号レベルに応じた権限
      設定を行います。設定の詳細については、次ページ以降を参照してください。
    権限とパスワードの変更に必要なパスワードを設定する:
      このチェックボックスにチェックマークをつけてPDFファイルの編集や
      印刷を許可する範囲を設定するなど、セキュリティ設定を変更する際に要求
      されるパスワード(オーナーパスワード)の設定を行います。
    権限設定の設定内容は、選択した暗号レベルによって変化します。これの詳細については、次項を参照してください。
  4. セキュリティを設定したPDFファイルの出力先フォルダを設定します。
    tbl_002.png
  5. 出力されるPDFファイルに設定するファイル名を指定します。
    tbl_003.png
     
  6. 「その他」ボタンをクリックして表示される「出力設定」ダイアログボックスを用いて、出力先フォルダに既に同じ名前のファイルが存在する場合や、ファイル名に付加される連番の開始番号と0詰め桁数、処理が完了した後の処理内容などについての設定を行います。
    tbl_004.png
  7. 設定に誤りが無いことを確認した後、「実行」ボタンをクリックして、PDFファイルへのセキュリティ設定処理を実行します。

ポップアップリスト「セキュリティ設定」の項目名は、以下のルールに従って表示されます。

[項目名]プリセットされた設定であることを示します。設定内容を変更することはできません。
項目名ユーザーによって作成された設定であることを示します。
[項目名]*、または、項目名*編集中の設定です。「セキュリティ設定」ダイアログボックス下部の「上書き」または「別名で保存」ボタンをクリックして保存するまで、項目名に付加された「*」が表示されます。

ユーザーパスワードとオーナーパスワードに同じ文字列を設定することはできません。