データの差込処理

作成した差込フィールド及び差込テーブルへのデータの差込処理は、ExcelのファイルやCSVファイルを読み込む方法と、Excelの画面上でセルをコピーして、直接書けまっせPDFに貼り付ける方法があります。

Excelからの貼り付け

Excelからデータを直接貼り込むには次のように操作します。

Excelのデータが差込フィールド及び差込テーブルに差し込まれます。

ファイルの読み込み

ExcelのファイルやCSVファイルを読み込むには次のように操作します。

差込データの指定

データソースダイアログ

確定後に差込データの範囲やタブ指定を変更したいときは、「差込」タブの「データソース」グループにある「詳細設定」をクリックしてください。「データソース」ダイアログが出ますので、設定を変更して [ OK ] ボタンをクリックしてください。

Mspng 読み込むことのできるデータについて

本製品で読み込み可能なExcelファイルは、次のバージョンのExcelで作成されたブック形式ファイル(拡張子.xls)です。

Microsoft Excel 95/97/2000/2002(XP)/2003

Excel 2007 以降では、Excel 97-2003ブック形式で保存したファイルを使用してください。

以下のファイルは扱えません。

Excelで編集中のファイルを本製品で読み込むことはできません。Excelでファイルを閉じてから本製品で読み込みを行ってください。

本製品で読み込み可能なCSVファイルは、上記Excelで保存されたCSV形式のファイル(拡張子.csv)です。CSVデータを読み込む場合は、以下の条件が必要です。

差込データの解除

データの差込を解除するには、「差込」リボンの「データソース」グループで、「差込データ読み込み」の枠内クリックして、枠内の内容を削除してください。

差込順序

差込フィールド及び差込テーブルは、貼り付けた順に番号が付いています。差込データは、この番号の順にデータが差し込まれます。

差込データのは、先頭から開始して[左から右]→[上から下]の順で読み込まれます。

ここでは、Excelから次のようなデータを差し込みする場合で説明します。

Mspng

差込フィールドには差込順序があります。差込順序は各差込フィールドの左上に表示されています。(図では青い四角で表示)

差し込みは必ず用紙PDF 内の差込順序の数字の小さい差込フィールドから実行されます。

単独の差込フィールドをひとつ作成し、Excel データを貼り付けてみます。Excel の最初のセル[A1] の内容が差し込みされます。

Mspng

単独の差込フィールドでは、Excel の行内で後ろに有効なセルのない空セルと改行を無視します。

上図のExcel の場合は[A1](1 行1 列目)のセルが有効で、次に有効なのは[A2](2 行1 列目)のセルになります。

行内で有効なセルの前に現れる空のセルは、意味のあるセルと解釈して取り込みます。更に差し込み枠を追加すると以下のようになります。

単独の差し込み枠では、改行のみの行は無視します。上記の例では[B3]セルの次に4 行目のセルは差し込みされず[A5]セルの内容が差し込みされているのにご注意ください。

表形式の差込テーブルは、必ずExcel の行の先頭から行末(改行)までを1 行として取り込みを行います。この場合、行内の空のセルはすべて表の1要素として扱います。以下の例をご覧ください。

Mspng

この例では、[A2]セルまで単独の差し込み枠を使い、その次には表形式の差込テーブルを使用しています。この場合2 行目の[B2][C2]セルの内容は取り込まれず、3 行目の[A3]セルから後ろの内容が4 行x4 列の表として取り込まれます。

このように、表形式の差込テーブルでは、改行のみの行も含めて行の先頭から枠の行数・列数分のデータを取り込みます。

用紙PDFをテンプレートに使った差込印刷とPDF出力

差込機能では、1 ページの用紙PDFを使って差し込まれたデータを差込フィールドに繰り返し表示する機能があります。

この機能を使うと、用紙PDFの1ページをテンプレートにしてひとつのデータから複数のPDFのページを作成することができます。

繰り返しを行うには、差込フィールドに「データリピート」の設定を行う必要があります。繰り返されるページは差込フィールドに「データリピート」が設定された1ページだけになります。PDFが複数ページある場合、「データリピート」のある最後のページのみが繰り返されます。その後のページに通常の差込フィールドがあっても、それらのページにはデータは差し込まれません。

差込順序の表示・非表示

標準設定では「メインビュー」に差込フィールドの差込順序を名札のように表示しています。差込順序の表示・非表示を指定できます。

Mspng

設定の切り替えは、「表示」リボンの「表示」グループにある「差込順序」のチェックのオン・オフで行います。

差込順序の変更

差込フィールドの差込順序を変更することができます。

差込順序を変更したい差込フィールドを選択すると、「差込」リボンの「差込順序」に現在の差込順序番号が表示されまず。

差込順序番号の表示枠をクリックして番号を書き換えて [ Enter ] キーを押すと、差込順序が変更されます。

差込順序の変更

また、差込順序番号の表示枠右の ▲▼ をクリックすることで番号を増減することもできます。この場合、番号を増減すると、即座に表示に反映されます。

また、差込フィールド及び差込テーブルを順にクリックしていくことで、差込順序を変更することもできます。

「差込」リボンの[差込順序]グループにある「クリックで指定」をクリックします。

差込順序の色がオレンジに変わります。最初に差し込みたいフィールドから順にクリックしていきます。最後までクリックするか、他の部分をクリックすると設定を終了し、差込順序の色が青に戻ります。

全ページ差込モード

差込用のデータが差込フィールドより多い場合に、データリピートの設定にかかわらず強制的に全ページを複写しながら、差込データを最初のページから挿入していく差込方法を「全ページ差込モード」といいます。

「差込]リボンの「全ページ差込」をチェックすることで「全ページ差込モード」になります。

次の図は「全ページ差込モード」での差込データの挿入位置とページがどのように複写されるかを表しています。

「全ページ差込モード」では、何もデータが差し込まれないフィールドやセル(差し込みたくないセルを飛ばす)を実現するため、空行(改行のみ)または""のみの行がある場合、差し込まれる予定の差込フィールドを空白として扱います。

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