データトレーは、文字や画像、図形など、オブジェクトを保管できるデータの整理棚です。よく使う名前や住所、挨拶文、写真やスキャンした文書画像、印影機能で作成した印影など、様々な応用ができます。データはカテゴリ(「テキスト」「画像」「印影」「図形」)ごとに自動で分類されます。最近使用したデータ(10件まで)は右クリックメニューから素早く貼り付けることができます。
また、データトレーには、あらかじめ多数のオブジェクトが登録されていますのでご利用ください。
用紙PDFに貼り付けたオブジェクトを右クリックして出るメニューで、「データトレー」→「データトレー登録」をクリックしてください。
オブジェクトのデータトレーへの登録は、登録するオブジェクトを選択してから、「書式」リボンの「データトレー登録」をクリックすることでも実行できます。
「データトレー」ダイアログが出ますので、必要な指定をしてください。そのまま [閉じる] ボタンをクリックしてダイアログを閉じても、登録はされています。
データトレーに登録したオブジェクトを用紙PDFに貼り付けるには、「データトレー」ダイアログを出して、登録してあるオブジェクトを指定します。
「データトレー」ダイアログは、「ホーム」リボンの「オブジェクト」グループにある「データトレー」の上側のシンボルをクリックすると出ます。
また、用紙PDF内を右クリックしたときに出るメニューで「データトレー表示」をクリックしても出ます。
データトレーには、オブジェクトの種類により分類されて登録されています。
オブジェクトのカテゴリ名または追加されているフォルダー名をクリックすると、そのカテゴリに登録されているオブジェクトのラベル名一覧が右側に表示されます。
ラベル名をクリックして選択しておき、[ 挿入 ] ボタンをクリックすると、用紙PDFにオブジェクトが貼り付けられます。
挿入は繰り返し行えます。必要があれば、別のラベル名を選択して挿入してください。
作業が終了したら、[ 閉じる ]ボタンをクリックするか、ダイアログのタイトルバーにある「×」(閉じる)ボタンをクリックします。
右クリックメニューには、最近データトレーに登録したオブジェクトが10個表示されます。それらは「データトレー」ダイアログを開かなくても、右クリックメニューから貼り付けることができます。
データトレーに登録されているオブジェクトを貼り付けたい場所を右クリックするとメニューが出るので、メニューに表示されたラベル名をクリックしてください。そのオブジェクトが貼り付けられます。
用紙PDFに貼り付けられているオブジェクトを、データトレーに登録されているオブジェクトに差し替えことができます。
用紙PDFに貼り付けてあるオブジェクトを右クリックするとメニューがでます。メニューの「データトレー表示」をクリックして「データトレー」ダイアログを出してください。
「データトレー」ダイアログで差し替えたいオブジェクトを選択してから、[ 選択位置に挿入 ] ボタンをクリックすると右クリックしたオブジェクトが、データトレーに登録されているオブジェクトと差し替わります。
「データトレー」ダイアログでは、右側に「ツリー」、左側にデータのラベル名一覧を表示します。データのラベル名をクリックして選択し、[詳細]ボタンをクリックすると、データの詳細を表示します。
各データは、カテゴリまたはその下のフォルダに収められています。「テキスト」「印影」「画像」「図形」の4 つのカテゴリがあります。インストール直後の初期の状態では、図のようにカテゴリの下にフォルダが作られています。事前に用意されたフォルダには自由にお使いいただけるサンプルのスタンプや図形が含まれています。
「テキスト」カテゴリでは文字列(テキスト)、「画像」フォルダでは画像を登録することができます。「印影」フォルダでは、前述の印影機能を使って印影を登録することができます。テキストボックスや各種図形、画像や図形を同時に選択した複合図形などのオブジェクトはすべて「図形」カテゴリに収容されます。カテゴリの下にはフォルダを作ることができます。フォルダの下にさらにフォルダを作成することもできます。
※ | カテゴリは名称の変更や削除はできません。フォルダはパソコンのフォルダと同様、自由に名前を付けることができます。同じ階層での同名(重複)や名前のないフォルダは作成できません。作成したフォルダの削除や名称の変更もできます。 |
カテゴリやフォルダをクリックして選択すると、左側にそれらの情報を表示します。データは「テキスト」「画像」「印影」「図形」の4種類あり、それぞれ情報の内容が異なります。
「テキスト」「印影」「画像」の3 つのカテゴリでは、「データトレー」ダイアログ内で新規にデータを作成して、登録することもできます。手順は以下の通りです。
テキストを新規作成すると、テキストカテゴリ(またはその下のフォルダ内)に新しいテキストのデータが追加されます。
詳細画面の[ラベル名]にデータの名称を、[説明]に利用目的などメモを入力し、[テキスト]にテキストを入力します。
画像データを新規作成すると、画像ファイルを選択する「画像ファイルを開く」ダイアログを表示します。
選択できる画像は下記の通りです。
BMP、JPEG、GIF、PNG、WMF、EMF
画像ファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックすると、画像カテゴリ(またはその下のフォルダ内)に新しい画像のデータが追加されます。
詳細画面には、画像ファイルのプレビューや画像形式、サイズなどが表示されます。
詳細画面の[ラベル名]にデータの名称を、[説明]に利用目的などメモを入力します。
印影データを新規作成すると、印影を作成する「印影作成」ダイアログを表示します。
この「印影作成」ダイアログでの操作は、前述の「印影作成」ダイアログと同じです。印影を作成し、[ OK ]ボタンをクリックすると、印影カテゴリ(またはその下のフォルダ内)に新しい印影のデータが追加されます。
詳細画面には、印影データのプレビューや画像形式、サイズなどが表示されます。
詳細画面の[ラベル名]にデータの名称を、[説明]に利用目的などメモを入力します。[印影変更]ボタンをクリックすると、「印影作成」ダイアログを表示して変更などが行えます。
「データトレー」ダイアログの左側で、ツリーにあるフォルダー名をクリックして選択し、[Delete]キーを押すか、ダイアログ上にある [削除] ボタンをクリックすることで、フォルダーを削除することができます。
個々のデータの削除は、削除したいデータのあるカテゴリまたはフォルダー名をクリックすると、右側に登録されてデータのラベル名一覧が出るので、削除するデータのラベル名を選択して、[Delete]キーを押すか、ダイアログ上にある [削除] ボタンをクリックすることで、データを削除できます。データを複数選択しておけば、複数のデータを一度に削除できます。[Ctrl]キーを押しながらラベル名表示を次々とクリックすることで複数のデータを選択できます。
本当に削除してよいかを確認するダイアログがでますので、よければ「はい」取り消したければ「いいえ」をクリックしてください。