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この記事は、アンテナハウスのブログサイト『I love software!』に2011年7月11日~14日にかけて掲載された記事を元に加筆・修正されたものです。
PDFからWordに変換する場合、グラフのように線が複雑に交差した図は変換エンジンにとって難敵です。
以下は、棒グラフが配置されたPDFの例です。
[出典:外務省NGO支援策に関する調査結果報告(概要)2003年3月28日]
(図をクリックすると拡大して表示します)
これを既定値でWordに変換してみると、下記のように、アレレ!?という結果になってしまいました。
(図をクリックすると拡大して表示します)
この場合、PDFの中身を見るとグラフの目盛り線は単に水平線の集まりで定義されているだけであるため、変換エンジンはこれを優先的に表
として処理するように判断し、このような変換になってしまいました。
それにしても、これでは困ってしまいますね。
こんなとき、本製品の詳細設定機能を使うと、 PDFでレイアウトが崩れてしまう場所を画像にして変換する指定ができます。
まず、本製品で変換するPDFを指定します。
次に、[編集]メニューから[変換詳細設定]→[画像変換の指定]を選択するか、以下の○印のところにあるボタンをクリックします。
(図をクリックすると拡大して表示します)
すると下記のような設定画面が表示されます。
(図をクリックすると拡大して表示します)
ここから、(1)画像にしたい図があるページに移動し、(2)表示されたページで画像にする範囲をマウスで選択後、(3)設定を保存して適用する、という操作を行います。
この後に、再度先ほどのPDFを変換すると、Wordでは以下のような変換結果になります。
いったんこのように変換しておくことで、図を編集しなおす時間を短縮することが可能になりますので、是非一度お試しください。
次回は、「変換したらPDFにない文字が出現!?」というお話しをしたいと思います。