リッチテキストPDF5.2は、PDFファイルの内部に保存されたデータを解析して、文字の配置や書式などを計算した上で変換先の文書形式に再構成する形で変換を行います。このため、変換元のPDFから変換先のファイルでレイアウトが正しく再現されないケースがあります。
以下にPDF変換の変換例としてサンプル文書を公開いたしております。また、PDF変換時にご注意頂く点についても記載しておりますので、ご購入前の参考としてください。。
また、ご購入前にお手元のPDFの変換を行い、変換精度をご確認頂けるテスト変換サービスも行っておりますので、こちらについてもご活用ください。
サンプルファイル「sample01.pdf」は規定値でWordへ変換を行っていますが、レイアウト、文字などが元データに近い形で変換されています。
サンプルファイル「sample02.pdf」は規定値でExcelへ変換を行っています。このPDFは複雑な表の中に文字が配置されているため、このようなケースでは変換後のレイアウトが大きく崩れてしまいます。
サンプルファイル「sample03.pdf」はOCR機能を使用してWordへ変換を行っています。このPDFは内部が画像のみで作成されているため、PDF内に文字情報がありません。通常このようなデータを変換すると、画像がそのまま変換先に貼り付いた形で出力されますが、OCR機能を使用することで文字を認識して変換することができます。なお、ダウンロードデータ内にはOCRを使用しない場合の変換例も含まれています。
サンプルファイル「sample04.pdf」は変換例3同様、OCR機能を使用してExcelへ変換を行っています。しかし、複雑な表の中に文字が配置されているような構成になっているため、文字をうまく認識できずレイアウトが崩れて変換されます。なお、ダウンロードデータ内にはOCRを使用しない場合の変換例も含まれています。
以上に掲載したPDFはあくまでも変換例となります。お手元のPDFがリッチテキストPDF5.2でどのように変換されるか、テスト変換サービスにてお試しください。
PDFにはファイルを開くためのパスワードと、編集を制限するためのパスワードの2種類のパスワードがあります。
PDFを開くためのパスワードは、ファイルを開こうとした際に要求されるもので、このパスワードを設定することによってファイルの閲覧に制限をかけることができます。
編集を制限するためのパスワードは、PDFを開いて閲覧することはできますが、PDF内のデータを抽出したり、印刷に制限をかけるなど、機能毎に制限をかけることができます。
これらのパスワードはPDFの作成者が意図してかけているため、リッチテキストPDF5.2で扱おうとした場合にも下記のような画面が表示され、パスワードの入力が必要となるため、PDF作成者にパスワードを問い合わせて頂く必要があります。
PDFを開くためのパスワードはファイルを開く際に要求されるため、パスワードで保護されていることがわかりますが、編集を制限するためのパスワードは通常PDFを扱う際にはパスワードを要求されないため、実際にパスワードが設定されているかわからないケースがあります。お手元のPDFにパスワードがかかっているかどうかは以下の手順で判断ができます。
※表示される画面や項目の表記はAdobe Readerのバージョンによって異なります
その他PDF変換の制限については「PDF変換の制限事項」をご参照ください。