XSL Report DesignerはXMLデータをレポートや帳票(以下、まとめて「レポート」と言います。)の形式でページアップするための出力レイアウトを設計するソフトです。出力レイアウト設計には、レポートの見栄えとレポートのどの項目にXMLのどの要素の内容を印刷するかといった対応関係の設計などが含まれます。
レイアウト指定言語として、World Wide Web Consortium(W3C)勧告であるExtensible Stylesheet Language (XSL-FO) Version 1.1を採用しています。XSL-FOを組版する処理は、弊社の別製品「XSL Formatter V4.0以上」、
または、
「AH Formatter V5.0以上」を使用して行うことを前提としています。
ステップ1.レイアウト設計
Windowsの画面上グラフィック・ユーザ・インターフェイス(GUI)を使って対話的にレポートのレイアウト設計を行います。設計した内容は、「プロジェクトファイル(拡張子は、".rxl")」として保存します。または「XSLスタイルシート(拡張子は、".xsl")」として保存することもできます。
ステップ2.レポートの印刷/PDF生成
印刷またはPDF化したいXMLデータを、ステップ1で作成した「プロジェクトファイル」を本製品に同梱している「ランタイムエンジン」に入力し、出力としてXSL Formatting Object(XSL-FO)を得ます。
このXSL-FOをXSL Formatter、またはAH Formatterに入力して、印刷したり、PDF出力を得ることができます。
これとは別に、XMLデータとステップ1で作成した「XSLスタイルシート」をXSLTプロセサに入力して、XSL-FOに変換し、このXSL-FOをXSL Formatter、またはAH Formatterで印刷したり、PDF出力を得ることもできます。
XSL Report Designerは以下の特徴を持っています。
XSL Report Designer V2.5 新機能
XSL Report Designer V2.5では、次の機能追加・改良を行いました。
- 下絵にPDFが使用可能
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レイアウトデザイン時に、既存のPDFを下絵として使えるようになりました。
これによって、既存帳票のPDFと同じデザインのレイアウトを設計することが格段に便利になりました。
下絵に使用したPDFを、背景イメージとしてデータと一緒に出力することも可能です。
- オブジェクト属性の動的変更
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印刷・PDF出力時に、データの値によってオブジェクトの属性(テキストの色など)を動的に変更することができるようになりました。
- 文字列関連関数の追加
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従来の文字列操作関数に加え、正規表現によるマッチ関数や置換関数などが追加されました。
XMLデータは、データベースと異なり、フレキシブルな構造を持つことができるのが特徴です。XSL Report Designerは、通常の帳票ソフトよりは幅広い構造のXMLデータを、固定型、フロー型、タックシールの各レイアウトに簡単にレイアウトすることができます。
但し、XSL Report Designerは、XMLデータを定型のレイアウトパターンをもつレポートに印刷するためのレイアウト設計ですので、出力の対象となるXMLデータはツリー構造の一部には一定の繰り返しパターンを持っていなければなりません。詳細についてはXSL Report Designer レイアウト設計の解説をご覧ください。
XSL Report Designer で扱えるオブジェクトとプロパティ
各オブジェクトが対応しているプロパティの一覧表です。また各プロパティについて、rxlファイル、XSLTファイルで出力できるかどうかをまとめています。