コマンドラインインターフェイス

コマンドラインインターフェイスは単独の実行形式ファイルとして提供されます。 Windows のバッチファイルや Linux / Solaris / Macintosh のシェルスクリプトなどから呼び出すことができます。

AH Formatter V6.4 のコマンドラインインターフェイスは、 FO(XSL Formatting Objects)ファイルなど を指定して動作させることもできますが、標準入力から FOを読み、 標準出力へ PDF を書くフィルタとして動作させることができます。 また、XMLとXSL を指定して、自動的にXSLT変換してから組版することも可能です。

実行形式ファイル名

実行形式ファイル名は以下のとおりです。

WindowsAHFCmd.exe
Linux / Solaris / MacintoshAHFCmd

これらを実行させるためには、いくつかの 環境変数 の設定が必要です。Windows版では、インストール時にそれらが設定されていますが、非Windows版ではご自身で実行前にそれらを設定する必要があります。

Windows版でのコマンドラインプログラムの実行

AH Formatter V6.4 Windows版のコマンドラインプログラムを実行するには、次のようにします。

> cd [Install directory]
> AHFCmd -d samples\sample.fo -o \tmp\sample.pdf

AH Formatter V6.4 Windows版が正しくインストールされていれば、以下のメッセージが表示されて \tmp ディレクトリに sample.pdf が作成されます。

AHFCmd : AH Formatter V6.4 XX for Windows (XXXX/XX/XX XX:XX:XX)
         Copyright (c) 1999-20XX Antenna House, Inc.
AHFCmd : Formatting finished normally.

シェルスクリプトによるコマンドラインプログラムの実行

AH Formatter V6.4 非Windows版では、 run.sh というシェルスクリプトが [Install directory] にインストールされています。これはコマンドラインプログラム AHFCmd を実行するためのサンプルスクリプトです。このスクリプトは必要な環境変数の設定を行ってから AHFCmd を実行します。このスクリプトを使って AH Formatter V6.4 非Windows版のコマンドラインプログラムを実行するには、以下のようにしてください。

$ cd [Install directory]
$ ./run.sh -d samples/sample.fo -o /tmp/sample.pdf

AH Formatter V6.4 非Windows版が正しくインストールされていれば、以下のメッセージが表示されて /tmp ディレクトリに sample.pdf が作成されます。

AHFCmd : AH Formatter V6.4 XX for Xxxxxx (XXXX/XX/XX XX:XX:XX)
         Copyright (c) 1999-20XX Antenna House, Inc.
AHFCmd : Formatting finished normally.

run.sh には、AHFCmd に指定できるパラメータと同じパラメータを同じ形式で指定します。

コマンドラインパラメータ

コマンドラインインターフェイスでは以下のパラメータが指定できます。 表中 * 印の付いたパラメータは、no を先行させると否定の意味になります。 例えば、-nomultivol は、分冊出力を解除します。

パラメータの指定文字と内容の間は半角空白を入れてください。 また、パス名を指定する場合など内容に空白が含まれるときはダブルクォートで囲んでください。 同一のパラメータ、あるいは背反するパラメータが指定された場合は、後から指定したものが有効です。

デフォルトのパラメータを環境変数で指定しておくことができます。環境変数での指定は、ここで指定したパラメータの前に補われて評価されます。

パラメータ 既定値 機能
-d ドキュメント 組版対象のXML/FO/HTMLドキュメントの URIを指定します。
  • -d @STDIN と指定された場合は、標準入力からFOドキュメントが読み込まれます。 標準入力から読み込まれるドキュメントは、常にFOと仮定されます。
このパラメータが省略された場合は、-h が指定されたときと同様に、 コマンドラインインターフェイスのパラメータの簡単な解説を表示し、 実際の組版処理を行わずに終了します。
-s スタイルシート 組版で使用するXSL/CSSスタイルシートのURIを指定します。 指定されているXMLドキュメントがFOの場合や、XMLファイルが <?xml-stylesheet ...?> の処理命令を含んでいてスタイルシートが指定されている場合、 指定されているドキュメントがHTMLの場合などは、スタイルシートの指定は必要ありません。
XSLスタイルシートを利用するには、XSLTプロセッサが使用できるようになっていなければなりません。 Windows版では、特に設定していない場合は MSXML を標準のXSLTプロセッサとして使用しますが、別のXSLTプロセッサを使用する場合や、非Windows版では、使用するXSLTプロセッサの設定を行ってください。 XSLTプロセッサの設定は、「環境変数」または「オプション設定ファイル」で行います。
スタイルシートが CSS の場合は、最後のユーザスタイルシートとなります。 これは、-css によって追加するスタイルシートや、-i によって指定されたオプション設定ファイル中の指定よりも後に適用されます。
-f 組版種別 AUTO 組版種別を指定します。次のいずれかを指定できます。
  • AUTO
  • HTML
  • XHTML
  • XMLCSS
  • XSLFO
このパラメータが省略された場合または不正な場合は、AUTO(自動判定)になります。
-css ユーザスタイルシート 追加するCSSユーザスタイルシートを指定します。-css はいくつでも指定できます。 -s で指定されるスタイルシートよりも先に、指定された順に適用されます。
-htmlcs デフォルトHTML文字セット UTF-8 HTMLのデフォルトのエンコーディングを指定します。 ここでの指定は、エンコーディングが不明なHTMLに対して適用されます。 省略された場合はUTF-8とみなされます。
-o 出力ファイル名 @STDOUT 組版結果の出力ファイルを指定します。
  • -o @STDOUT の場合は、標準出力とみなされます。
  • -p パラメータで出力にプリンタが指定されていてこのパラメータが指定された場合は、 印刷結果はプリンタドライバによってそのファイルに保存されます。
  • -p @PDF や -p @TEXT などが指定されている場合は、 このパラメータで指定されたファイルにPDFやテキストが保存 されます。
このパラメータが省略された場合は標準出力とみなされます。
-i オプション設定ファイル AH Formatter V6.4 のオプションを記述したXML形式のオプション設定ファイルのパスを指定します。 このパラメータはいくつでも指定することができます。後から指定された設定内容は、前の内容を上書きします。オプション設定ファイルは記述されている内容だけが評価されるので、変更したい部分だけを記述したファイルを追加することで、一部の設定だけを変更することができます。オプション設定ファイルの内容と、同じ意味のコマンドラインパラメータでは、最後に指定された内容が、前の内容を上書きします。
-ix 環境変数APPDATAで示されるアプリケーションデータディレクトリにある AHFSettings.xml (Windows x64版ではAHFSettings(x64).xml)をオプション設定ファイルとして読み込みます。 このパラメータは、
-i "[APPDATA]\AntennaHouse\AHFormatter\6.4\AHFSettings.xml"
または
-i "[APPDATA]\AntennaHouse\AHFormatter\6.4\AHFSettings(x64).xml"
と等価です。 Windows版でのみ有効です。
-p プリンタ名 @PDF 組版結果を出力するプリンタ名を指定します。 省略された場合は -p @PDF が指定されたとみなされます。
  • -p @STDPRN と指定した場合は、通常使うプリンタが採用されます。
  • -p @PDF と指定した場合は、組版結果はプリンタではなく、PDFへ出力されます。
  • -p @SVG と指定した場合は、組版結果を SVG に出力します。
  • -p @PS と指定した場合は、組版結果を PostScript に出力します。
  • -p @XPS と指定した場合は、組版結果を XPS に出力します。
  • -p @INX と指定した場合は、組版結果を INX に出力します。
  • -p @MIF と指定した場合は、組版結果を MIF に出力します。
  • -p @TEXT と指定した場合は、組版結果をテキスト形式で出力します。
  • -p @AreaTree と指定した場合は、組版結果のエリアツリーを出力します。
非Windows版では上記以外のプリンタ名を指定することはできません。プリンタ名に関しては、「プリンタ名の指定方法」を参照してください。
PDF出力に関しては、「PDF出力」を参照してください。
SVG出力に関しては、「SVG出力」を参照してください。
PostScript出力に関しては、「PostScript®出力」を参照してください。
XPS出力に関しては、「XPS出力」を参照してください。
INX出力に関しては、「INX出力」を参照してください。
MIF出力に関しては、「MIF出力」を参照してください。
テキスト出力に関しては、「テキスト出力」を参照してください。
-start 開始ページ 1 出力の開始ページと終了ページを指定します。 開始ページが省略された場合や 0以下の場合は、先頭ページからとみなされます。 終了ページが省略された場合や 0の場合、あるいは実際のページ数より大きい場合は最終ページまでとみなされます。矛盾する指定、例えば -start 5 -end 3 のような場合はエラーです。 -multivol パラメータが指定されているとき、これらのパラメータはページ位置ではなく、分冊単位の指定となります。例えば、-start 3 は、3分冊目を出力します。
-end 終了ページ 0
-2pass * 解決しない<fo:page-number-citation>を大量に持つ巨大な文書の組版では、ページ情報の破棄が不可能なためメモリを大量に消費します。そのため、組版できるページ数に限界が生じてしまいます。 このパラメータは、組版を2パスにすることでその問題を解決します。組版に要する時間は増えますが、消費するメモリは解決すべきページ番号情報だけとなり、ごくわずかとなります。 大規模文書の組版を参照してください。 CSS組版では無効です。
-dpw 長さ 210mm デフォルトのページ幅を単位付きの数値で指定します。
-dph 長さ 297mm デフォルトのページ高さを単位付きの数値で指定します。
-base ベースURI デフォルトのベースURIを指定します。
-hypdic ディレクトリ名 ハイフネーション辞書の存在するディレクトリを指定します。
-msxmlver バージョン 0 内部的に利用するMSXMLの最大バージョンを指定します。6~3 のいずれかを指定できます。 例えば、5 を指定すると、MSXML5→MSXML4→MSXML3 と探して、最初に見つかったMSXMLを採用します。 指定がないときや範囲外の値のときは、6 とみなされます。 Windows版のみで有効です。
-param 名前=値 XSLT変換で使う xsl:param のパラメータ名と値を指定します。 値が空白を含む場合は、 "名前=値" と指定してください。 -param は複数指定できます。
-fontalias 名前=別名 フォントファミリ名の置き換えを指定します。 -fontalias A=B と指定した場合、FO 中の A というフォントファミリ名が B に置き換わります。複数の置換を指定したいときは、-fontalias パラメータをその分指定します。 フォントファミリ名の置換は、「オプション設定ファイル」でも指定することができます。 置き換えが、再起的に繰り返されることはありません。
-afc * FO中の <axf:formatter-config> の使用を許可するかどうか指定します。デフォルトでは許可されています。-noafc を指定すると、<axf:formatter-config> は無視されます。 V6.3MR3
-x エラーレベル 2 組版でエラーが発生した場合の処理の中止条件を指定します。 -x の指定値はエラーレベルです。
  1. 情報
  2. 警告
  3. 回復可能エラー
  4. 致命的エラー
エラーが発生し、エラーレベル≧ここで指定したエラーレベル の場合、AH Formatter V6.4 は 組版を 中止します。1~4の値を指定してください。致命的エラーが発生した場合は処理の続行はできません。
-silent 組版でエラーが発生した場合、 エラーメッセージを標準出力または標準エラー出力へ書き出しますが、 -silent を指定すると出力を行いません。
-stdout -stdout を指定すると、エラーメッセージを標準出力へ書き出します。既定では標準エラー出力へ出力します。
-stderr -stderr を指定すると、エラーメッセージを標準エラー出力へ書き出します。既定では標準エラー出力へ出力します。
-pgbar * 簡単なページ作成の進捗状況をコンソールに出力します。"." は組版の、"-" は出力の1ページごとの進捗を示します。
-v コマンドラインインターフェイスのバージョンや著作権を表示します。 このパラメータが指定されている場合は実際の組版処理は行いません。
-h or -? コマンドラインインターフェイスのパラメータの簡単な解説を表示します。 このパラメータが指定されている場合は実際の組版処理は行いません。

プリンタに関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-ps プリンタ設定ファイル プリンタ設定ファイルのパス名を指定します。 このファイルの作成方法は「プリンタ設定ファイルの作成方法」を参照してください。
-copies 出力部数 1 印刷する部数を指定します。 省略された場合は 1とみなされます。
-collate * 出力部数が複数のときにのみ有効です。 -collate が指定されたときは、指定開始ページから終了ページまでの印刷を繰り返します。 -nocollate が指定されたときは、同一ページを続けて複数部印刷します。
-gdismooth 値 0 印刷でアンチエイリアス処理を行うかどうかを指定します。以下の値の和を指定します。
  1. 文字
  2. ラインアート
  3. 画像

PDF出力に関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-pdfver バージョン PDF1.5 作成するPDFのバージョンを指定します。 バージョンは次のいずれかを指定してください。
  • PDF1.3
  • PDF1.4
  • PDF1.5
  • PDF1.6
  • PDF1.7
  • PDF/X-1a:2001
  • PDF/X-3:2002
  • PDF/X-1a:2003
  • PDF/X-2:2003
  • PDF/X-3:2003
  • PDF/X-4:2008
  • PDF/A-1a:2005
  • PDF/A-1b:2005
  • PDF1.5/UA-1:2014 V6.4
  • PDF1.6/UA-1:2014 V6.4
  • PDF1.7/UA-1:2014 V6.4
-tpdf * タグ付きPDFを生成します。 PDFのバージョンによって、タグ付きにできないときは無視されます。
-lpdf * Web表示用に最適化されたリニアライズドPDFを生成します。
-prevp * ページを逆順に出力します。
-multivol * PDFを分冊出力するときに指定します。FO中に axf:output-volume-info 拡張要素が含まれていないときは無効です。 このパラメータにより、-start/-end パラメータの意味は、分冊単位の指定となります。
-encrypt キー長 128rc4 作成するPDFの暗号化時のキー長を指定します。 キー長は次のいずれかを指定してください。 作成するPDFのバージョンで適用できないキー長が指定された場合は、適用できるキー長に調整されます。
  • 40rc4
  • 128rc4
  • 128aes
  • 256aes
128aesはPDF1.5以降で、256aesはPDF1.7以降で有効です。
-nemd * 作成するPDFを暗号化するとき、メタデータの暗号化を行わないようにします。
-userpwd パスワード PDFに設定するユーザパスワードを指定します。 パスワードは32バイト以内でなければなりません。
-ownerpwd パスワード PDFに設定するオーナパスワードを指定します。 パスワードは32バイト以内でなければなりません。
-npt * 作成するPDFを印刷不可にします。 PDF1.4以降で、-encrypt 40rc4 以外の場合は、-ppa を利用してください。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。
-ncg * 作成するPDFを変更不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。
-ncc * 作成するPDFの内容をコピー不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。
-nca * 作成するPDFの注釈やフォーム追加不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。
-nff * 作成するPDFのフォームフィールドの入力と署名を不可にします。 PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。 このパラメータを有効にするには、他のパラメータの設定が必要な場合があります。詳しくは「PDFリファレンス」を参照してください。
-nab * 作成するPDFのスクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを不可にします。 PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。
このパラメータは、-ncg の指定が必要です。
-nad * 作成するPDFのページの挿入、削除、回転を不可にします。 PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。
このパラメータは、-ncg の指定が必要です。
-ppa 値 2 作成するPDFの印刷を許可するかどうかを以下のいずれかで指定します。 PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は、-npt を利用してください。
0.許可しない
1.低解像度の印刷のみ許可
2.高解像度の印刷を許可
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。
-peb 値 1 作成するPDFに埋め込み可能なフォントを埋め込むかどうかを以下のいずれかで指定します。
0.指定されたフォントのみ
1.欧文基本14フォントを除くすべてのフォント
2.欧文基本14フォントを含むすべてのフォント
-pee フォント名 作成するPDFに指定したフォントを埋め込みます。フォントを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。
-pesub パーセント値 100% 作成するPDFに指定したフォントを埋め込むとき、指定した値(パーセンテージ)以上の使用率のときフォントすべてを埋め込み、値未満のとき使用している文字のみの部分的な埋め込みを行います。パーセント値には、単位なしの値または%値が指定できます(1.0 = 100%)。 指定しなかったときは100%とみなされるので、常に部分的な埋め込みが行われます。
-pef * フォント埋め込みに失敗したときにエラーを発行しないようにします。
-peg * フォントにグリフがなかったときにエラーを発行しないようにします。
-pex * PDF/XまたはPDF/A、PDF/UA出力のときエラーがあっても、処理を中止しないようにします。
-pt 値 all PDFへ画像を埋め込むとき、そのまま埋め込めるものはそのまま埋め込む(パススルー)かを指定します。パススルーとダウンサンプリングが同時に指定されているときは、ダウンサンプリングの指定が優先されます。ただし、そのまま埋め込めない事情があるときは無視されます。以下の文字列を空白区切りで列挙、画像の種類で指定することもできます。
all
gif
tiff
png
jpeg
jpeg2000
jbig2
none
画像種別の前に - を前置すると、その画像種別の除外を示します。例えば、"all -gif" とすると、GIFだけを除外することができます。 V6.3MR1
-picc 値 0 作成するPDFに格納するカラー画像の圧縮方法を以下から選択します。
0.自動
1.JPEG圧縮
2.ZLIB圧縮
3.JPEG2000圧縮
4.LZW維持
この指定は、PDFへ直接埋め込めない画像、または -pidc でダウンサンプリングが指定されているときに有効です。 また、JPEG2000は、PDF1.5以降のときのみ有効です。
-picg 値 0 作成するPDFに格納するグレイスケール画像の圧縮方法を以下から選択します。
0.自動
1.JPEG圧縮
2.ZLIB圧縮
3.JPEG2000圧縮
4.LZW維持
この指定は、PDFへ直接埋め込めない画像、または -pidg でダウンサンプリングが指定されているときに有効です。 また、JPEG2000は、PDF1.5以降のときのみ有効です。
-picm 値 1 作成するPDFに格納する白黒画像の圧縮方法を以下から選択します。
0.なし
1.CCITT Group4
2.CCITT Group3
3.Run Length圧縮
4.ZLIB圧縮
この指定は、PDFへ直接埋め込めない画像、または -pidm でダウンサンプリングが指定されているときに有効です。
-pidc 値 0 作成するPDFに格納するラスタのカラー画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
0.なし
1.バイリニア法
2.バイキュービック法
3.ニアレストネイバー法
-pidc に 0 以外が指定されたとき、-pidca を超える解像度のカラー画像を -pidct で指定された解像度にダウンサンプリングします。
-pidca dpi値 450
-pidct dpi値 300
-pidg 値 0 作成するPDFに格納するラスタのグレイスケール画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
0.なし
1.バイリニア法
2.バイキュービック法
3.ニアレストネイバー法
-pidg に 0 以外が指定されたとき、-pidga を超える解像度のグレイスケール画像を -pidgt で指定された解像度にダウンサンプリングします。
-pidga dpi値 450
-pidgt dpi値 300
-pidm 値 0 作成するPDFに格納するラスタの白黒画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
0.なし
1.バイリニア法
2.バイキュービック法
3.ニアレストネイバー法
-pidm に 0 以外が指定されたとき、-pidma を超える解像度の白黒画像を -pidmt で指定された解像度にダウンサンプリングします。
-pidma dpi値 1800
-pidmt dpi値 1200
-pjq パーセント値 80 PDFに直接格納できない画像形式のとき、-picc または -picg にJPEG形式が指定されたときの画質を 1~100(%)の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。初期値は 80 です。
-pcs * 作成するPDF中のテキストとラインアートを圧縮しないようにします。
-pos * 作成するPDF中のオブジェクトを圧縮します。-pcs が指定されているときは無効です。
-plr * ローカルファイルで指定された外部へのリンクをPDFのリンクプロパティにどのように変換するかを指定します。-plr が指定されたときは、 "World Wide Web リンク" に変換され、-noplr が指定されたときは、 "ファイルから開く" に変換されます。
-prc 値 0 作成するPDFのRGBカラースペース(DeviceRGB)をDeviceGrayに変換する方法を以下のいずれかで指定します。
0.変換しない
1.黒をデバイスグレイ
2.グレイをデバイスグレイ
3.すべてデバイスグレイ
4.すべてCMYKに
-pcics * PDF/X、PDF/Aの出力のとき、含まれるRGB画像を自動的にCMYKに変換します。
-prr dpi値 108 ベクタイメージがラスタイメージに変換されてPDFに格納されるときのラスタイメージの解像度を 70~500(dpi)の値で指定します。 このパラメータはWindows版でのみ有効です。
-p3da * 3Dオブジェクトのインポートを有効にします。
-psbkm * しおりの出力を抑制します。
-pdfscale スケール 100% 出力PDFの拡大縮小率を指定します。 スケールには、単位なしの値または%値が指定できます(1.0 = 100%)。 -pdfscale の後に -pdfwidth を指定した場合、高さについては -pdfscale の設定が有効です。 -pdfheight の場合も同様です。
-pdfheight 長さ 100% 出力PDFの高さを拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。
-pdfwidth 長さ 100% 出力PDFの幅を拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。

SVG出力に関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-svgver プロファイル SVG1.1 作成するSVGのプロファイルを指定します。 プロファイル名は次のいずれかを指定してください。
  • SVG1.1
  • SVGBasic
  • SVGTiny
このパラメータを省略したときは SVG1.1 とみなされます。
-svgip 処理方法 0 作成するSVGに含まれる画像の処理方法を以下のいずれかで指定します。
0.すべての画像を埋め込みます。
1. すべての画像を -svgicp で指定された複写先に複写してリンクします。
2.リンクされている画像はリンクし、埋め込まれている画像は埋め込みます。 ただし、JPEG、PNG以外のラスタ画像は常に埋め込まれます。
3.リンクされている画像を -svgicp で指定された複写先に複写してリンクします。埋め込まれている画像は埋め込みます。
このパラメータを省略したときは 0 が指定されたものとみなし、すべての画像を埋め込みます。 動作の詳細については、SVG出力イメージ出力を参照してください。
-svgicp ディレクトリ名 -svgip に 1 や 3 を指定したときの複写先を指定します。 相対パスでディレクトリ名を指定すると、-o で指定した出力パスからの相対パスに出力されます。 -o が標準出力のときは、相対パスを指定するとエラーになります。絶対パスで指定してください。
-svgiren * 画像を -svgicp で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名をすべて -svgiprfx で指定したプレフィクスで命名し直すか、元のファイル名を利用するかを指定します。ファイル名が重複するときは、連番が補われます。 -svgiren を指定すると、すべて命名し直します。
-svgiprfx プレフィクス 画像を -svgicp で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名のプレフィクスを指定します。ファイル名は、プレフィクス+連番 となります。指定されないときは連番のみとなります。
-svggzip * gzip 圧縮された SVG を出力します。
-svgsingle * 複数ページで構成されるドキュメントを、単一のSVGファイルとして出力します。
-svgfmt フォーマット 1 元文書が複数ページで -svgsingle を指定していないときに複数のSVGファイルがファイル名末尾に連番を 付けて出力されますが、連番のフォーマットを変更できます。 例えば、出力ファイル名に document.svg が与えられているとき、 -svgfmt に "-01" を与えたならば、document-01.svg、document-02.svg、… となります。 このパラメータが省略されたときは "1" が指定されたものとみなされます。
-svgspn * -svgsingle が指定されていないとき、出力されるSVGが1ページしかないときには -svgfmt による連番を付けません。
-svgic 値 0 SVGに直接格納できないラスタ画像形式のとき、JPEG に変換するか PNG に変換するかを指定します。
0.自動
1.JPEGに変換
2.PNGに変換
自動は、元画像がモノクロ、グレイスケール、または256色以下のときPNGに変換し、それ以外のときJPEGに変換します。このパラメータが省力されたときは自動とみなされます。 直接格納できる画像については、SVG出力イメージ出力を参照してください。
-svgjq パーセント値 80 -svgic に JPEG形式が指定されたときの画質を 1~100(%)の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。初期値は 80 です。
-svgrr dpi値 108 ベクタイメージがラスタイメージに変換されてSVGに格納されるときのラスタイメージの解像度を 70~500(DPI)の値で指定します。 このパラメータはWindows版でのみ有効です。

INX出力に関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-inxomode 値 0 INX出力時の出力モードを指定します。
0.テキストごと
1.行ごと
2.ブロックごと
このパラメータが省力されたときはテキストごととみなされます。 詳しくは、「INX出力の設定」を参照してください。

MIF出力に関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-mifomode 値 0 MIF出力時の出力モードを指定します。
0.テキストごと
1.行ごと
2.ブロックごと
このパラメータが省力されたときはテキストごととみなされます。 詳しくは、「MIF出力の設定」を参照してください。
-mifip 処理方法 0 MIF出力時のイメージ処理方法を指定します。
0.すべての画像をMIFに埋め込む
1.画像を外部参照としてリンク
このパラメータが省力されたときは埋め込むとみなされます。 詳しくは、「MIF出力の設定」を参照してください。

テキスト出力に関するパラメータ

パラメータ 既定値 機能
-tenc エンコーディング UTF-8 テキスト出力時のエンコーディングを指定します。このパラメータが省略された場合はUTF-8が適用されます。 詳しくは、「テキスト出力の設定」を参照してください。
-teol 改行コード CRLF または LF テキスト出力時の改行コードを指定します。このパラメータが省略された場合、Windows版ではCRLFが、非Windows版ではLFが適用されます。 詳しくは、「テキスト出力の設定」を参照してください。

値に付加する単位には、次のいずれかが指定できます。

表記 意味
cm センチメートル
mm ミリメートル。 1 mm = 1/10 cm
in インチ。 1 in = 2.54 cm
pt ポイント。 1 pt = 1/72 in
pc パイカ。 1 pc = 12 pt
jpt 1 jpt = 0.3514 mm
q 1 q = 0.25 mm

次の例は、sample.xml にスタイルシート sample.xsl を適用して組版し、sample.pdf に出力します。

AHFCmd -d "c:\My Documents\xml\sample.xml" -s "c:\My Documents\xml\sample.xsl" -p @PDF -o "c:\My Documents\xml\sample.pdf"

非Windows版でスタイルシートを利用するには、外部XSLTプロセッサの指定を オプション設定ファイル で行い、-i パラメータでそれを指定する必要があります。

次の例は、オプション設定ファイル options.xml を読み込み、sample.fo を組版して、プリンタに出力します。

AHFCmd -d "c:\My Documents\xml\sample.fo" -i "c:\My Documents\xml\option.xml" -p "EPSON LP-7100"

戻り値

コマンドラインインターフェイスで組版を実行したとき、 組版が成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 を戻り値として処理を終えます。 -v などで組版を行わなかった場合の戻り値は 0 です。

プリンタ名の指定方法

以下は Windows版でのみ有効です。

プリンタ名は、Windows のスタートメニューの [設定]-[プリンタ] や、コントロールパネルの [プリンタとFAX] で表示される名前を指定します。

-p "Adobe PDF"
-p "EPSON LASER LP-9000C"

[プリンタとFAX]

プリンタ設定ファイルの作成方法

以下は Windows版でのみ有効です。

Windowsでは、一般にプリンタに関する設定情報をやり取りする場合、DEVMODEという構造体を使用します。プリンタドライバはこのDEVMODE構造体の情報に基づいて動作します。 DEVMODE構造体をファイルに保存するユーティリティとして、AH Formatter V6.4 は、AHFDev.exe を用意しています。

このプログラムを起動すると、「プリンタの設定」ダイアログが表示されます。プリンタのプロパティ設定を行い [設定の保存] を押すと、出力先ファイル名の指定ダイアログが開きます。ここで出力するファイル名を入力してください。これによってDEVMODE構造体が「プリンタの設定を記録したデータファイル」として記録されます。このファイル名を、.NET/COMインターフェイスの PrinterSetting や、コマンドラインインターフェイスの -psパラメータに指定してください。プログラムを終了するには [設定の終了] ボタンを押します。

[プリンタの設定ダイアログ]

プリンタ設定ファイルを指定した場合、-p オプションの指定がなくても印刷が行われます。次のように動作します。

-collate-copies などが指定されているときは、指定されたDEVMODEの内容を上書きします。

制限事項

印刷に関する制限は、グラフィカルユーザインターフェイスの制限事項を参照してください。