PDF、組版と文書変換のアンテナハウス株式会社

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製品マニュアルの DITA 化と AH pdf5 による版面デザイン(ニューメリカルテクノロジーズ株式会社様)

記事作成:2012年3月

概要

項目 内容
サービス提供会社 ニューメリカルテクノロジーズ株式会社(http://www.numtech.co.jp/
ライセンスタイプ AH XSL FormatterV5.3スタンドアロンライセンス
運用開始時期 2011年7月
開発会社 自社開発

背景

弊社は金融機関向けのアプリケーションを作成しているソフトウェアベンダーです。 製品とともに製品マニュアルを始めとした関連ドキュメントを作成します。 ドキュメントは現在のところ以下の4種類です。

これらのドキュメントそれぞれに対して最大で以下のバリエーションが存在します。
製品別(4種類)×バージョン別×顧客別(10数社)×言語別(日・英)

今回、これまでに作成されたドキュメントのうちDITA化し、AH pdf5 を用いてPDF化したのは、“ユーザーマニュアル”です(対象製品、バージョン、顧客は1種類。言語は日・英)。

これまでのマニュアル作成

そしてDITAへ

Framemaker単体でマニュアル執筆から、今後の展開を考えXMLでのコンテンツ作成に転換したのが2011年6月。ここで初めてXMLドキュメンテーションの方法論としての“DITA”の存在を知りました。ライターの要望であくまでFramemakerの使用に拘ったために、Framemaker用のDITA作成支援のプラグインを使用して1ヶ月ほど試行錯誤を繰り返しましたが、生産性の向上が望めず2011年7月にFramemakerの使用を放棄、執筆環境をAdobe社のFramemakerからSyncroSoft社のoXygenに変更し、ビルド環境もDITA-OTを使うことにしました。
Framemakerにおける問題点のほとんどは日本語ドキュメント作成に関するものでした。残念なことにDITA-OTの標準のビルドで作成される日本語版PDFもそのままでは全く鑑賞に堪えるものではありません。結局どうしても立ちはだかる問題は日本語PDFの作成です。
そんな時、日本語XML組版の実績のあるアンテナハウスの“pdf5”なるスタイルを知りました。日本語の版面に特化したpdf5はそのままでもこれまで見た中では最高品質の日本語PDFが出力されましたが、まだ満足いくものではありませんでした。そこでアンテナハウスに版面デザイン(pdf5の改良)を依頼しました。 以後は、トピック執筆と版面デザインを並行して進め、2011年の9月末にマニュアルが完成しました。

DITA + AH pdf5 によるユーザーマニュアル完成までのタイムラインは以下の通りです。

タイムライン
ユーザーガイド

今後の作業と課題

現状では1つのドキュメントをDITA化したに過ぎません。つまりDITAの最大の特徴である「再利用性」はまだ活用しておりません。
次の一手としては他の製品のユーザーマニュアルを作成する予定です。ほとんどのトピックは再利用が可能なはずなので、conrefのソースを入れ替えるだけでほぼ完成するのでは、と予想しています。
こうして先ずは同一のドキュメント(ユーザーマニュアル)の他のバージョン(つまり製品別、バージョン別、顧客別)を作成することでコンテンツの整理、conrefソースの充実を図ります。そうすることでDITAの利点を活用するノウハウを蓄積し、他のドキュメントのDITA化に役立てます。
他のドキュメント作成に際しては、アンテナハウスに版面デザインを依頼することになります。また他のドキュメントのDITA化に際しては、もしかしたら特殊化が必要になるかも知れませんので、その対応もお願いすることになるでしょう。

アンテナハウスへの要望

今回作成していただいたユーザーマニュアルの版面デザインに関して言うと、英語版はほぼ期待通りのものとなりましたが、日本語版はまだ100%満足いくものではありません。
以下に主な改善希望点を列挙します。

これらの要望とは別に、エンドユーザーでも簡単に行送りや柱の幅、フォントなどを指定できるようなGUIを備えたスタイルシート編集ツールを切望します。

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